懸賞金の総額が15億を超える、言わば大海賊の一員と言っても過言ではない麦わら海賊団!
そんな麦わら海賊団の中でもNo.2とNo.3を争うのが、ゾロとサンジ。
キャラクター人気投票では常に上位にランクインしており、ワンピースと言えばルフィ、ゾロ、サンジの3人のバトルシーンがメインで繰り広げられると言っても過言ではありませんね。
麦わら海賊団と言えば、一味の絆が深く描かれることが多いのですが、中でもゾロとサンジは昔から仲の悪さが目立ちます。
よく喧嘩をしていますし、びっくりするのが今だにお互いを名前で呼び合わないということ!
これからも長らく旅を続けて行く仲間同士のはずですが、ゾロとサンジは上手くやっていけるのでしょうか?
まさか喧嘩が大きくなり、ウソップがルフィと喧嘩をして一味を脱退したときのように、ゾロかサンジが一味を脱退するなんていうことにはならないですよね!?
今回は、ゾロとサンジは本当に仲が悪いのか?
二人が名前で呼び合わない理由は何なのか?
という疑問を物語の伏線から検証していきます。
Contents
1.ワンピース「ゾロ」と「サンジ」はお互いの事を何て呼ぶ?
ワンピースでは色々なキャラクターが登場しますが、キャラクターによってそれぞれ呼び方が違っているのは、個性が出ていて素敵な部分でもあります。
例えば、ナミやロビンのことを呼ぶとき、サンジは「さん」や「ちゃん」を付けて呼びますが、ゾロは呼び捨てで呼んでいますよね。
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このように、呼び方ひとつでキャラクターの個性が滲み出ていますし、場合によっては物語上の伏線になっている場合もあります。
そんな中で気になるのが、ゾロとサンジはお互いに何と呼び合っているのか?
という疑問。
名前で呼び合っていないのは確かですが、いつもどんな呼び方で相手を表しているのでしょうか?
①ゾロがサンジを呼ぶときの呼び方一覧
まずは、ゾロがサンジを呼ぶときに表現する呼び方について。
- てめェ
- お前
- コック
- バカ
- アホ
- おい
- あいつ
- あの野郎
- おめェ
- バカコック
- アホコック
- クソコック
- ヘボコック
- こいつ
- バカ野郎
- あれ
- 素敵マユゲ
- バカマユゲ
- エロガッパ
- ダーツ
- ダーツまゆげ
- ぐるぐる
- Mr.鼻血
- 鼻血くん
- ぐるまゆランド
- マユゲ
物語上では、ゾロはサンジのことを上記の通りの呼び方で呼んでいます。
物語が進むにつれ呼び方のバリエーションが増えて来ているのが面白いですね。
バカマユゲ、マユゲなどサンジの見た目をそのまま呼んだり、バカコック、アホコックとサンジの役職をそのまま呼んだり、精神年齢が低くてなんともゾロらしいです(笑)
ただたまに素敵マユゲと褒めたり、鼻血くんと「くん」付けにしたり、ゾロなりにサンジのことを認めているときもあるのかもしれません。
②サンジがゾロを呼ぶときの呼び方一覧
次は上記とは反対に、サンジがゾロを呼ぶときに表現する呼び方について。
- てめェ
- お前
- マリモ
- マリモ君
- まりもヘッド
- マリモマン
- 藻
- バカマリモ
- サボテン君
- クソ野郎
- あの野郎
- あのバカ
- こいつ
- マヌケ
- オイ
- バカ
- アレ
- ロロノア・ゾロ
- ゾロ
- ゾロ君
- クソ剣士
- アホ剣士
- バカ剣士
- どっかの剣士
- マリモ剣士
- クソ迷子野郎
- 迷子マリモ
- 体力バカ
ゾロと同様、マリモ、藻などゾロの見た目をそのまま呼んだり、クソ剣士、バカ剣士とゾロの役職をそのまま呼んだりしているので、サンジもゾロと同様子供みたいです(笑)
ただ、ひとつゾロと決定的に違うのは、所々「ゾロ」と名前で呼んでいるシーンがあるというところ。
自然にポロッと名前で呼んじゃう感じなんでしょう。
そう考えると、呼び方をわざわざ変えているのは、サンジを名前で呼ばないゾロに対しての強がりや維持なのかもしれません。
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とにかく、ゾロとサンジはお互いの呼び方についてかなりのバリエーションを持っているので、興味のある方は探して見て下さい。
これから新しくて面白い呼び方がどんどん増えて行くかもしれません(笑)
③今までで一度だけゾロがサンジを名前で呼んだシーンがある!?
実は、今までの物語の中で、たった一度だけゾロがサンジを名前で呼んだシーンがあります。
それは、2004年に公開されたワンピースの映画「呪われた聖剣」のワンシーン。
“肉(獲物)を何キロ取れたかの勝負”で、お互いに顔を合わせた時しっかりと「サンジ」と口にしています。
当時、ゾロがサンジを名指しで呼ぶなんて珍しすぎて驚いた読者の方も多いのではないでしょうか?
実は、こちらの映画は監督や脚本等、作者の尾田栄一郎先生は一切関わっていないのだそう。
そのため、違和感が残ったまま放送になってしまったのですね。
ですので、“特別なことがあってゾロがサンジのことを名前で呼んだ”ということはなさそうです。
読者の中でもミスカウントとされていますので、あまり気にしないようにした方が吉かもしれません。
2.ワンピース「ゾロ」と「サンジ」がお互いに名前で呼び合わない理由は?
ワンピースの作者である尾田栄一郎先生は、色々なこだわりを持ってワンピースを描いています。
本当に細かなところまでこだわっているので、こんなに面白い物語が描けるのです。
つまり、キャラクター一人に対する呼び方に関しても何かの伏線や深い理由が隠されているのだと筆者は予想しています。
そこで、ゾロとサンジがお互いに名前で呼び合わない理由を物語の伏線から検証していきます。
①ゾロがサンジを名前で呼ばない理由
サンジはゾロの事をたまに名前で呼ぶのに対して、ゾロはサンジのことを今までで一度も名前で呼んだことがありません。
(映画「呪われた聖剣」のワンシーンはノーカット。)
結論から言うと、ゾロがサンジを名前で呼ばない理由は、恥ずかしさや男のプライド、サンジに対しての維持だと予想しています。
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なぜサンジだけにそんな感情があるのか?
その理由は、“サンジはゾロが負けた(泣いた)瞬間を見たことがある仲間のうちの一人”だからです。
物語は遡りますが、サンジが麦わら海賊団の仲間になってから、ゾロは鷹の目のミホークと戦って敗北しています。
「不安にさせたかよ…おれが世界一の剣豪にくらいならねェと…お前が困るんだよな…。おれはもう、二度と敗けねェから!!!」
と言って泣きながらルフィに語り掛けた場面は、今でも名シーンとして読者の心に残っているはずです。
この“ゾロが負けた”という事実を知っているのは、仲間内でルフィ、ウソップ、サンジの三人だけ。
だからこそ、サンジに対して恥ずかしいという思いやプライド、維持があるのだと予想しています。
とは言え、ルフィとウソップの事はしっかり名前で呼んでいますね。
おそらくサンジの別の部分で気に入らないところがあるのだと予想していますが、中でもサンジの女タラシな部分が気に入らないのかもしれません。
サンジは女性が大好きですが、ゾロは女性に対してほぼ無関心。
まるで反対の性格をしています。
そんなところも、ひそかな対抗心として現れているのかもしれませんね。
②サンジがゾロを名前で呼ばない理由
次は、サンジがゾロを名前で呼ばない理由について。
これに関して筆者的には、決定的な分岐点があったと予想しています。
それは、スリラーパーク編にてゾロがくまに交渉して仲間を助けたシーン。
仲間達の命を引き換えに、ゾロはくまから致死の拷問(蓄積されたルフィの痛みや疲労)を受けることになります。
文字通り、今までにない大ダメージを追うことになるのですが、この時一番にゾロの異変に気付いたのはサンジでした。
サンジが目覚めた時、目の前にゾロがいないことを不審に思い必死にゾロを探し「何があったんだ!」と駆けつけるサンジ。
その時、血だらけのゾロは
「…なにも!!な”かった…!!!」
と答えます。
これもまた、ゾロの名シーンのひとつですね。
何もなかったはずがないということは、サンジも分かっているはず。
どうも、この一件があってからサンジのゾロへの態度や考え方が少し変わったのだと筆者は考えています。
この時、麦わら海賊団を黙って支えている男気のあるゾロに対して、サンジは悔しくも敬意を持ったのではないでしょうか?
敬意を持ちつつも、どこかで嫉妬心が消えず、ゾロを名前で呼ぶことを恥ずかしく思っているのかもしれません。
どちらにせよ、マリモ、クソ剣士、クソ迷子野郎なんて馬鹿にしていますが、仲間として信頼している気持ちは少なからずあるのでしょうね。
③対等の強さがあるからこそ、ライバル意識があるのでは?
ゾロとサンジがお互いに名前で呼び合わない理由としてもうひとつ考えられるのは、対等の強さがあってこそのライバル意識。
何でも、ゾロとサンジは麦わら海賊団のNo.2とNo.3を争う強さを持っています。
麦わら海賊団に入団した順番等を考えると実質No.2はゾロですが、二年前からこの二人の強さは互角のレベルであることは分かっています。
物語上でも、「俺の方が強い!」みたいな言い合い喧嘩を良くしていますし、気付かない間に二人してライバル意識を持っているのではないでしょうか?
能力者が多いワンピースの世界の中で、ゾロとサンジは能力を持たない普通の人間で、共通点も多々あります。
もちろん、いい意味でのライバル意識です。
「コイツには負けたくねェ!!」みたいな気持ちがどこかにあるからこそ、お互いが高め合っていける良い関係なのでしょう。
3.ワンピース「ゾロ」と「サンジ」の仲の悪さは本当なの?
ゾロとサンジと言えば、一味の中で一番仲が悪いというイメージが抜け切りませんね。
実際のところ、この二人は本当に仲が悪いのでしょうか?
①喧嘩するほど仲が良い
世の中にはこんな言葉があります。
『喧嘩するほど仲が良い』
どう考えても、ゾロとサンジにはこの言葉がぴったりなのではないでしょうか?
今まで船の上でゾロとサンジはたくさん喧嘩をしていますが、いつもくだらない喧嘩ばかり。
くだらなすぎて、読者の私達は見ていて思わず笑顔になってしまうくらいですね(笑)
喧嘩が多いとは言え、殺し合いレベルの本気の喧嘩はしたことがないはずです。
これからもくだらない喧嘩を繰り広げてワンピースを盛り上げて行ってほしいですね。
②見えないところで、ちゃんと仲良くやっています
ゾロとサンジと言えば、仲が悪いというイメージが抜け切りませんが、実は見えないところでは結構仲良くやっています。
例えば、宴ではゾロがサンジにお酒を注いであげていたり
サンジがゾロにだけおやつにパンの耳をあげたりしています。
それにしても、ゾロ、とても嬉しそうな顔をしていますね(笑)
結局のところ、お互いにちょっかいを出し合っているのも“好きだから”なんでしょう。
ゾロもサンジも、小学生の男子が好きな子をいじめるくらいの感覚なのかもしれません。
そう思うと、二人とも可愛いものです。
4.まとめ
今回は、ゾロとサンジは本当に仲が悪いのか?
二人が名前で呼び合わない理由は何なのか?
という疑問を検証していきました。
物語の伏線を読み取ると、結構深い意味合いがあり、改めて二人の仲の良さを実感することができました。
もしかすると、最終回あたりにお互いに名前を呼び合うシーンが見られるかもしれませんね。
今後も、二人のくだらない喧嘩や茶番に乞うご期待!