ワンピースには様々なキャラクターが登場し、たとえそのキャラクターの登場回数が少ないとしても大きな伏線を抱えている場合があります。
例えば、頂上戦争編の少し前に登場した白ひげ海賊団の4番隊隊長のサッチなんかは、登場回数が累計で2、3回程度ですが、今後のワンピースの道を大きく変える重要人物なのではないかと筆者は予想しています。
巷では、本当の黒幕は黒ひげではなくサッチなのではないか?
という噂が浮上しているくらいですしね。
今回は、そんなサッチの黒幕説の真相や、黒ひげとの怪しい共通点などに迫ります。
Contents
1.ワンピース「サッチ」ってどんな人物?
世界最強の男と言われていた白ひげ率いる海賊団の4番隊隊長を務めていたサッチ。
白ひげ海賊団の4番隊隊長ということもあり、強さなんかは一目瞭然ですが、作中には2、3回しか登場していません。
そのため、サッチの人物像が良く分からないという方も多いでしょう。
まずは、サッチの人物像を分かりやすく解説していきます。
①サッチのwiki風プロフィール
- 本名:サッチ
- 懸賞金:不明
- 所属:白ひげ海賊団 4番隊隊長
- 能力:なし
- 武器:二刀流
- 誕生日:3月24日
- 年齢:不明
- 出身地:不明
- 初登場話:45巻 第440話(黒ひげの回想シーン)
- 最終登場話:57巻 第552話(エースの回想シーン)
- 特徴:偶然ヤミヤミの実を手に入れるが、以前からそれを欲していた黒ひげによって殺される
②サッチの声を務める声優は?
登場回数が少ないと言えど、キレのあるイケメン声が印象的なサッチ。
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そんなサッチの声を演じているのは、声優の真殿光昭さんです。
実は、ワンピース内ではスクラッチメン・アプーの声も担当しています。
③サッチが人気な理由
サッチと言えば、上記のwiki風プロフィールで紹介した通り、黒ひげとエースの回想シーンでしか登場したことがない異例のキャラクターです。
しかし、仲間だった黒ひげから殺されてしまうという悲劇性があることから、読者にはそこそこ人気があります。
数少ない登場シーンを見る限り、白ひげ海賊団に相応しいフランクな性格をしているのも人気の秘訣と言えるでしょう。
2.ワンピース「サッチ」の強さは?
非能力者でありながら、白ひげ海賊団の4番隊隊長を務めていたサッチ。
白ひげ海賊団の他の隊長を見てみると、1番隊隊長はマルコ、2番隊隊長はエース、3番隊隊長はジョズとどれも実力者ばかりです。
そうなると気になるのがサッチの実力。
黒ひげに殺されてしまったサッチですが、どのくらいの強さがあったのでしょうか?
①サッチの能力は?
結論から言うと、サッチは悪魔の実の能力者ではありません。
回想シーンのみの登場なので、作中では公開されていないだけであって実は能力者だった…という可能性も否定できませんが、ヤミヤミの実を手に入れたときに食べようとしていた描写があるので、能力者であった可能性は低いでしょう。
②サッチは白ひげ海賊団4番隊隊長に相応しい強さ?
まず、サッチ以外の隊長の能力を見てみましょう。
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- 1番隊長マルコ:不死鳥
- 2番隊長エース:メラメラ
- 3番隊長ジョズ:ダイヤモンド
こう見ると、非能力者であるマルコが4番隊隊長を任されていたのは単純に凄い事です。
サッチが4番隊隊長だったという事実が、能力者ではなかったにしろ戦闘能力に実力があったといえる証拠でしょう。
5番隊隊長の花剣のビスタは、七武海のミホークが存在を認めるほど実力のある剣士でしたが、彼よりもサッチは強かったのでしょうか?
白ひげ海賊団の隊長には順番がありますが、これは一概に“強さの順番”を表しているわけではありません。
その為、「サッチは5番隊隊長のビスタよりも強い」と言えるわけではありませんが、おそらく互角に戦えるくらいの実力はあったのではないかと予想しています。
ビスタは剣士という肩書き以外にも、武装色の覇気を得意としていました。
ジョズやマルコも武装色の覇気が使えていたので、おそらくサッチも武装色の覇気に特化した戦闘を繰り広げていたのではないでしょうか?
サッチの服装を見る限り白ひげ海賊団のコックであったことに間違いはなさそうですが、麦わら海賊団のコックであるサンジと同じように見聞色の覇気が得意だった可能性も十分にありそうです。
3.ワンピース“黒幕”は黒ひげじゃなくて「サッチ」?
さて、ここからが本題です。
巷で騒がれている、「サッチがワンピースの黒幕なのではないか?」
という噂。
そもそも死んだはずのサッチがなぜ黒幕扱いにされているのか…。
このような噂が浮上しているということは、少なからずサッチが生きているのではないかという伏線があるということです。
サッチは本当に黒幕なのか?
その真相に迫ります。
①サッチが生きているのではないかと思われる伏線
作中では黒ひげに殺されて死んだはずのサッチですが、筆者は「もしかするとサッチって生きているのではないか?」
と予想しています。
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もちろんそれには理由があるので、下記で解説していきます。
まず、本編(漫画)では殺されたサッチの描写がなかったという件。
実は、漫画の方では黒ひげの台詞のみで“サッチが殺害された描写”がありませんでした。
言ってしまうと、アニメでは刺されて血だらけになったサッチの姿が映し出されていたのでこの点は何とも言えませんが、殺されたという確信は“黒ひげの発言”のみです。
火葬の様子や墓の存在は描写されていなかったので、生きている可能性は十分にあります。
ワンピースでは死んだと思っていたキャラクターが生きていた…なんて展開が良くあることですし。
そもそも当時能力者ではなかった黒ひげが、実力のあった4番隊隊長のサッチをそんなにいとも簡単に殺せるのでしょうか?
能力者になる前に四皇のシャンクスの目に傷を与えた経緯があり黒ひげにも相応の強さがあったとはいえ、サッチにも隊長を任される程の実力があったので、そんなに簡単に殺害できるとは思えません。
黒ひげに刺されたのは確かですが、生きている可能性も十分に考えられるでしょう。
また、黒ひげがサッチのことを“仲間”ではなく“友達”と呼んでいたのにも違和感を覚えます。
この台詞を読み取ると、黒ひげはサッチのことを仲間以上に想っていたに違いありません。
いくら根っからの悪役キャラとは言え、彼にも少しの良心くらいはあるでしょう。
サッチは特別な存在=殺していない
これも十分に考えられます。
②サッチと黒ひげには繋がりがある?
実は、サッチと黒ひげにはある共通点があります。
それは、“名前”。
黒ひげにはモデルになった実在する人物がいるのですが、それは「エドワード・ティーチ」というイギリスの海賊で、「黒髭」と呼ばれていた張本人です。
実は、エドワード・ティーチには隠名がありました。
その隠し名とは、「エドワード・サッチ」。
因みにこの情報はWikipediaに掲載されている実際の情報です。
“伏線好き”かつ“世界史好き”で有名な尾田栄一郎先生が、二人のキャラクターの名前にこんなに大きな共通点を含めたのは偶然ではないでしょう。
また、サッチの顎の部分に“大きな黒髭”があるのも共通点のひとつ。
髪色は茶色ですが、顎の髭が真っ黒なのは違和感がありますし、どうも気になります。
どちらにせよ、サッチと黒ひげにはとても大きな“関係”や“繋がり”があるのには間違いなさそうです。
③黒ひげの中にサッチがいる?
前述した情報が伏線になっているのならば、サッチは今どこで何をしているのでしょうか?
考えられるのは、黒ひげの中にサッチがいるのではないか?
という推測です。
黒ひげが手に入れたヤミヤミの実の能力は、強力な引力で全てを引き込んだり、物体を体内に蓄積したり、それを放射することすらできる能力です。
注目したいのが、“物体を胎内に蓄積する”という点。
黒ひげは、ヤミヤミの実の能力でサッチを自身を吸収したのではないでしょうか?
サッチを体内に吸収することで、黒ひげの身体の中にはもう一人の人間がいるわけですから“悪魔の実を二つ食べても死なない”という辻褄も合います。
だとすると、サッチの黒幕説はあながち間違っていないでしょう。
4.まとめ
今回は、サッチの黒幕説の真相や、生きている可能性について迫りました。
サッチは黒ひげに吸収された…と考えると再登場の可能性は低いですが、どちらにせよいつか必ず真相は作中で暴かれるはずです。
黒ひげの正体が明かされるタイミングで、サッチと黒ひげの“名前の共通点”などの謎が明かされるかもしれません。
今後のワンピースも目が離せませんね。