世界的人気を誇るアニメ、ワンピース。
1997年から20年間以上週刊少年ジャンプで連載されており、長年の連載にも関わらず劣ることなく人気を集めていますね。
最近では、コミック全巻の累計発行部数が世界で3億2086万6000部を突破し、“最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ”としてギネス世界記録に認定されたことでも話題です。
そんな大人気漫画ワンピースの主人公ルフィですが、今だに出生について作中で語られていません。
主人公なのに、母親の存在や出生が明かされていないので、何か奥があるのでは?
と感じている方も少なくないと思います。
今回は、ワンピースファンなら誰もが気になるルフィの実の母親を予想していきます。
果たして、エースの母と同一だという噂は本当なのでしょうか?
ルフィの母親として色々な人物や説が飛び交う中で、最も信憑性のある人物に絞り込んでいきますよ!
Contents
1.既にワンピースの作中に登場している!?ルフィの母親を予想
様々なキャラクターが登場するワンピース。
ルフィの義兄のエースや、仲間であるウソップ、ロビンなどは実の母親の存在が作中で明らかになっていますが、肝心の主人公であるルフィの母親は明かされていません。
とは言え、作中にはルフィの母親なのでは?
と思わせるような描写がされている人物が多く、巷では色々な説や噂が浮上しています。
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一体、ルフィの本当の母親は誰なのでしょうか?
噂される情報からルフィの実の母親を割り出していきます。
①尾田栄一郎先生の発言から母親を予想してみる
実は、ルフィの母親についてワンピースの作者である尾田栄一郎先生がコメントを出したことがあります。
それは、
「ルフィの母親は作中に登場している大物キャラです。」
という発言。
ただ、尾田栄一郎先生のこの発言ですが、単なるネットの噂であり本当に作者本人が上記のような発言をしたのかは定かになっていません。
一体どこからこのような噂が流れて来たのか気になって調べてみたところ、2008年に配信された北米のSBSラジオの質問コーナーでの尾田栄一郎先生の発言からこのような噂になっているようです。
SBSラジオでのやり取りがこちら。
「ルフィの母親はどんな人?美人?ルフィの母親に一体何があったのでしょうか?生きているの?」
という質問に対して尾田栄一郎先生の答えは…
「生きていると思う、これについては今も悩んでいるけど…、ストーリーに登場するなら凄く屈強で厳格な女性じゃないかな?
美しい母親ではなく、典型的な中年女性がするようなパーマをしている。
母親の話と言えばロビンの母親の話を描いたことがあるけど、これまで血縁のある家族を描いたことがなく、キャラクターの回想で母親を登場させたのは実質ロビンが初めて。
チョッパーの時は血縁はないけど“息子”って呼ばれていたし、血縁がなくても家族って呼ぶこともある。」
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う~ん、深いですね…。
きっとこの尾田栄一郎先生の発言が色々な方向に飛び、最終的に「ルフィの母親は作中に登場している大物キャラです」という噂になったのでしょう。
あながち間違ってはいないですが、かなり簡易的な噂になっちゃいましたね(笑)
そんな尾田栄一郎先生の発言を元にルフィの母親を割り出してみましょう。
②ルフィの母親はジュエリー・ボニー説
ルフィの母親としてネット上で一番大きく噂されているのが、ジュエリー・ボニー。
母親だと噂される理由は、ルフィと一切接点がないのにも関わらずルフィとの共通点が多いからです。
- 大食い気質
- 明るくて元気な性格
- 白ひげとエースが死んだときに泣いて悲しんで取り乱していた
このようにルフィとの共通点がかなり多いですね。
ジュエリー・ボニーは見た目がかなり若くルフィと同年代の海賊として登場したので母親とは言い難いですが、年齢を変えられる能力を持っている為、実年齢が40~50歳であることは十分にあり得る話です。
ただ、ジュエリー・ボニーはエースの双子なのでは?
という説もあるので、ルフィの母親である可能性は50%ほどだと考えます。
尾田栄一郎先生の発言である「美しい母親ではない」「パーマをかけている」という点もガッツリ外れていますしね。
③ルフィの母親はサー・クロコダイル説
そもそもクロコダイルって男だし適役だしあり得ないでしょ!
という感じですが、巷ではルフィの母親として信憑性のある噂が飛び交っています。
アラバスタ編でルフィをかなり苦しめたボスという印象が強いクロコダイルですが、実は昔女性だったという噂があります。
ここでキーワードとなるのが、エンポリオ・イワンコフ。
イワンコフはホルホルの実の能力の持ち主で、ホルモンを指先から注入し相手の性別を変えることができます。
そしてさらに注目して欲しいのが、インペルダウンでイワンコフがクロコダイルに放った発言。
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「ヴァターシはコイツの“弱み”を一つ握ってる…!!!」(第443話)
この発言から、イワンコフがクロコダイルを女から男に変えたのではないかということが考えられ、女だった頃にルフィを生んだのではないかという説です。
クロコダイルの幼少期の姿がコミックスの中で登場していますが、確かに言われてみれば女の子に見えなくもないです。
ちょっと中性的で目つきが悪いですが、こういう女の子っていますもんね。
ルフィとの歳の差も27歳でちょうど良く、尾田栄一郎先生の発言である「凄く屈強で厳格な女性」「美しい母親ではない」と言うのにも当てはまっています。
ただ一つ言えるのが、実の息子に対して本気でぶつかってくるのかという話です。
クロコダイルはルフィの命を2回も奪おうとした、列記とした適役。
さすがに実の息子を殺そうとする母親なんていないですよね?
ということで、クロコダイルがルフィの母親だという説も低いと考えます。
④ルフィの母親はエンポリオ・イワンコフ説
上記ではクロコダイルの弱みを握っているキーポイントの人物だと紹介したイワンコフですが、実は一部のファンの間からはイワンコフがルフィの母親なのでは?
という噂が立てられています。
確かに尾田栄一郎先生の発言である「美しい母親ではない」「パーマをかけている」というのにも当てはまりますし、年齢的にも40~50代くらいなのでなくもない話です。
いやでもイワンコフって、どうみてもオカマ(男)では…?
という感じですが、自分の能力を使って女化することが可能ですし、ルフィの父親であるモンキー・D・ドラゴンと接触があるという事実も分かっています。
しかし、ルフィと初めて対面したときはドラゴンの息子だと言うルフィの姿を見てかなり驚いた様子が描写されているシーンがあります。
自分の息子ならここまで驚くことはないですよね。
よって、イワンコフが母親なのでは?
という噂も単なる噂に過ぎません。
⑤ルフィの母親はポートガス・D・ルージュ説
ポートガス・D・ルージュとは、エースの実の母親として作中にも登場している人物です。
ご存知の方も多いと思いますが、ルフィの母親はエースの母親と同一なのでは?
という噂が非常に多いんですよね。
ルージュはあの大海賊ゴール・D・ロジャーの妻でもある人物で、エースを産んだ後に死んでしまったという経緯がありますが、実は生きていて後にルフィを産んだのではないかという噂があります。
結論から言うと、ルフィの母親がエースの母親と同じだと言うことはまずあり得ません。
なぜなら、ルフィの父親はモンキー・D・ドラゴンであり、ゴール・D・ロジャーではないからです。
仮にエースを産んだ後にドラゴンとルージュが異性関係になったというのもなくもない話ですが、そんなの世で言う不倫関係にあたりますし、尾田栄一郎先生がこのような描写をするわけがありません。
きっと、ルフィとエースが本当の兄弟であって欲しい!
というファンの願いを発端にこのような噂になってしまったのでしょう。
⑥ルフィの母親はカーリー・ダダン説
ルフィの故郷フーシャ村の山賊で、ルフィとエースの育ての親に当たる人物です。
ダダンですが、尾田栄一郎先生の発言である「凄く屈強で厳格な女性」「美しい母親ではない」「典型的な中年女性がするようなパーマ」というのにびっくりするほど当てはまっています。
ダダンがルフィを迷惑者扱いする描写もされていますが、ルフィが旅立つ時にはしっかり涙を流したり、エースが死んでしまったときは現場にいたガープに対して「あの現場にいてなぜエースを見殺しにした!」とブチ切れたり、見た目の割には愛情のある心優しい人であることが分かります。
ルフィの実の生みの親でないことは確かですが、育ての親でありルフィの母親であることに間違いはないですね。
⑦ルフィの母親はシャッキー説
シャボンディ諸島に暮らす人物で、ルフィの母親である可能性が高いと噂される人物の一人です。
40年前に海賊を辞めたと語っており、年齢は少なくとも50歳前後であることがわかっています。
ルフィの師匠であるシルバーズ・レイリーと仲が良く、ルフィのことを「モンキーちゃん」と呼んで可愛がってくれる人物です。
シャボンディ諸島で麦わら海賊団と出会う前から、一味の動向をチェックしていたことからルフィの母親なのでは?
という説が浮上しています。
見聞色の覇気を持っており、女性としては相当強い人物なので、ルフィの母親だとしたら納得です。
ただ、尾田栄一郎先生の発言にはひとつも当てはまっていないため、本当の母親である可能性は低そうです。
⑨ルフィの母親はバーソロミュー・くま説
これこそあり得ないでしょ!
と思う方が多いと思いますが、実はバーソロミュー・くまも尾田栄一郎先生の発言である「凄く屈強で厳格」「美しくはない」「パーマをかけている」というのにびっくりするほど当てはまる人物です。
更に、ドラゴンと親密な関係であるので信憑性もかなり高く、以前政府の攻撃からルフィたちの船(サニー号)を命がけで守った描写も、母親である理由に繋がってきます。
また、スリラーバークでくまがナミにした質問も少し気になる点です。
「モンキー・D・ルフィに兄がいるというのは本当か」(第473話)
くまはエースの存在を知らなかった、なぜならエースはルフィの義兄であり、自分は産んでいないからです。
ただ、くまは列記とした男で、改造人間。
どう頑張っても子供は産めそうにないので、こちらも単なる噂であるだけと言えそうです。
2.ワンピース「ルフィ」の母親として信憑性があるのはこの人だ!
散々ルフィの実の母親を予想してきましたが、筆者が一番信憑性のある人物は「ダダン」であると確信しています。
もう一度尾田栄一郎先生が言った言葉を思い出して見て下さい。
「血縁がなくても家族って呼ぶこともある。」
という部分です。
因みに、この発言がされた2008年の時点では、まだダダンは作中に登場していませんでした。
もしかすると、この質問から尾田栄一郎先生が何らかのインスピレーションを受け、ダダンを登場させたというのも考えられます。
ダダンはルフィを産んだ実の母親ではありませんが、長年ルフィを育ててきた母親であることに間違いはありません。
血縁がなくても家族と呼ぶことがあるのですから。
3.まとめ
これから物語が進むにつれ、ルフィの生みの親が登場するのか登場しないのかは分かりません。
ただひとつ言えるのは、ルフィには母親と呼べる温かい存在があるということですね。
ルフィの母親に対しては色々な説がありますが、これから真相が物語上で描かれていくのを期待して待ちましょう!