ワンピースに登場するキャラクターは世界中のファンを魅了するポイントの1つ。
尾田栄一郎氏の唯一無二のキャラクターデザインとネーミングセンス、そして独特の技。
シャーロット・クラッカーはそんな尾田栄一郎氏から生み出された、ビスケットを駆使して戦うというメルヘンチック、それでいてとても強い能力を持っているキャラクターです。
今回は、シャーロット・クラッカーというキャラの懸賞金と、彼が食べた悪魔の実の能力や弱点を紹介していきます。
Contents
1.クラッカーの役職と懸賞金
派手な見た目をしているクラッカーですが、実はとても重要な役職についている仕事人気質なキャラクターなんです。
どういうところに仕事人気質が表れているのでしょうか?
そして、彼の懸賞金はどれほどの額なのでしょうか?
① 「千手のクラッカー」という異名の男
シャーロット・クラッカー、異名「千手のクラッカー」は、シャーロット・リンリン率いるビッグ・マム海賊団の最高幹部の1人であり、リンリンの十男です。
リンリンが統治している万国(トットランド)という国のビスケット大臣に任命されており、国民の住居の壁などを担当しています。
この万国、子供の夢を実現したような国で、国民の家は全てお菓子でできているという国なのです。
クラッカーはビスケットで壁や支柱を作っていて、そのビスケット作りに並々ならぬこだわりを持って取り組んでいるという職人気質があります。
紫の髪、鋭い目つきと一見不真面目そうな印象のあるクラッカーですが、ビスケット作りに真剣に取り組んでいるというギャップがなんとも可愛らしいですね。
② クラッカーの恐るべき懸賞金額
クラッカーの懸賞金は、主人公ルフィの5億ベリーをしのぐ8億6000万ベリーという驚異的な額が懸けられています。
このことを含めたり、ビッグ・マム海賊団の最高幹部も務めているということから、当然クラッカーも時にはバトルをします。
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しかしその際クラッカーはあまり自分の身体を使いません。
理由は「痛いのは嫌いだから」。
それが理由で注射も嫌っているようです。
ビスケット作りを真剣にやる、痛いのを嫌っているという、まるで女の子のようですね。
ではどのようにバトルをするのでしょうか?
2.クラッカーが食べた悪魔の実「ビスビスの実」の恐るべき能力と技
クラッカーは悪魔の実「ビスビスの実」の能力者です。
このビスビスの実は、食べるとどのような能力が得られるのでしょうか?
① 「ビスビスの実」の能力で敵を攻撃
クラッカーは直接自分の身体を使ってバトルをすることを余りしません。
ではどのようにして相手にダメージを与えるのでしょうか?
クラッカーは、悪魔の実「ビスビスの実」の能力者です。
小さい頃なら誰もが歌い、聞いたことがある童謡「ふしぎなポケット」をモチーフにしたというなんとも可愛らしい悪魔の実です。
クラッカーの場合ポケットを叩くのではなく、手を叩くことであらゆる種類のビスケットを出現させ自由に操ります。
ビスケット好きにはたまりませんし、ビスケット大臣である彼が出現させるビスケットです。
さぞかし美味しいとは思いますが、そんな甘い考えを打ち砕くほどの威力を誇っています。
② ビスケットを自由に生み出してバトル
クラッカーは生み出したビスケットを自在に精巧に組み上げ、生きた人間にしか見えないビスケット兵を作り上げます。
そのビスケット兵の強さは、ルフィのギア4の技「バウンドマン」がやっと通用するかどうかという恐るべき強度を誇っています。
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さらにそのビスケット兵をいじり、腕や足、刀などの武装も増やすことができます。
クラッカーの異名である「千手のクラッカー」はそこから来ているのですね。
さらにこのクラッカーの能力の恐ろしいところは、強度の強いビスケット兵を破壊してもクラッカー本人にはなんの影響もなく、一体倒したとしても無限にビスケット兵を生み出し操ることができるのです。
ルフィのギア4でも四苦八苦するほどの強度を誇るビスケット兵が周りを囲んでくる…考えただけでも恐ろしいですね。
クラッカーが直接攻撃することはないのか?そんなことはありません。
クラッカーは、相手の急所を的確に攻撃する時のみ直接攻撃を加えるのです。
ビスケット兵で追い詰め、相手の急所を見つけたら的確に迅速に自分の肉体で攻撃する…圧倒的な強さを誇り、狡猾なキャラクターと言えるでしょう。
3.クラッカーの能力の致命的な弱点をついて勝利したルフィ達
勝てないかと思われていたルフィとクラッカーのバトル。
しかしクラッカーのこの「ビスビスの実」の能力には、致命的な弱点があったのです。
その弱点とは、一体なんなのでしょうか?
① ビスケット兵を食べて勝利
ビスケットの特徴はサクサクとした音が気持ちいいところですよね。
しかしそのサクサクが、ある物体によって台無しになってしまいます。
その物体は水です。
私達が食べている通常のビスケットと同じように、クラッカーの生み出すビスケットは水に非常に弱いのです。
ルフィとクラッカーが戦った際、ビスケットは水に弱いという弱点を見抜いたナミは、天候棒という天候を操る武器魔法を使い、雨を降らせてクラッカーが生み出したビスケット兵を食べられるくらいの柔らかさにしました。
ビスケット兵は、食べられてしまうと動けなくなってしまうので、ルフィはナミの機転とその無尽蔵の食欲のおかげでビスケット兵を食べ続けました。
しかしルフィのお腹のキャパシティもついに限界に。
それと同時にクラッカーの体力も限界になりました。
ルフィはギア4の進化版「タンクマン」を放ち、ようやくクラッカーから勝利を奪うことができました。
ビスケット兵を食べ過ぎたせいか、「ヤツ(クラッカー)のビスケットはもう食いたくない」と、あの食いしん坊のルフィが言ったというのですから、壮絶な戦いだったということを読者に分からせたエピソードですね。
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② クラッカーは弱いという評価とルフィが強くなったという評価
クラッカーの唯一の弱点を突かれ、ルフィが勝利したということから「クラッカーは懸賞金の高さの割に弱いのでは…?」と思うファンや読者も多かったようです。
しかしよくよく考えてみますと、クラッカーの弱点を見抜いたのはルフィではなくナミであり、ナミの「雨を降らせてビスケット兵を食べられるほどの柔らかさにすればいい」という思いつきがなければ、ルフィはクラッカーに勝利することができませんでした。
それに「もう食いたくない」というルフィのセリフから、ビスケット兵の多さ、強さは計り知れないものであり、この一言でルフィがどれだけ苦戦を強いられたのかは言うまでもありません。
ルフィとクラッカーの戦いは、ナミがいなければ成立しなかったものであり、決してクラッカーが弱いということを証明するものではありませんよね。
さらに、戦闘時間は11時間以上かかっていたというところからも、クラッカーが人並み外れたスタミナを持っていたのは事実であり、数え切れないほどのビスケット兵を生み出してルフィと戦っていたという粘り強さも証明しています。
仮にこれが本当にルフィとクラッカーのみの戦いであったならば、恐らくルフィはクラッカーに敗北していたでしょう。
ギア4でやっと砕けるかどうかの強度を誇るビスケット兵を一体破壊したとしてもクラッカーには何のダメージもなく、さらに無尽蔵にビスケット兵を出してくるのですから。
「クラッカーが弱いのではなく、ルフィが強くなった。グランドライン前半のレベルのルフィがクラッカーと戦っていたら、確実に負けている」というルフィが作中でレベルアップしたのだという前向きな感想もありました。
このように同じエピソードを見ても、それぞれ抱く感想は異なり、語り合えるというのもワンピースの魅力の1つですね。
③ クラッカーのこれからの活躍予想
善戦したルフィとクラッカーのバトル。
ファンの間では、ルフィに負けたクラッカーがボロボロになりながら章の最後に再登場し、また戦いを挑もうとするが、ルフィの新技で万国とは違う貧しい国に飛ばされ、貧しさに飢える人々のためにビスケットを分け与えるというエピソードがあったら嬉しいと語られています。
ワンピースのキャラクターは、例え最初は敵でも再登場するとルフィの親友になったり、どこか違う国で活躍して人々を笑顔にしているというのが素敵ですよね。
クラッカーにも自分の誇りであるビスケットで人を攻撃するのではなく、人々を笑顔にするためにビスケットを生み出したり、ビスケット兵を人々を守るために操るというエピソードが描かれてほしいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はビスケットを操るというなんとも可愛らしく恐ろしい技を使うクラッカーのことを紹介しました。
クラッカーがこれからどう動くのか、そしてまた登場するのか、とても楽しみですね。