連載から20周年を迎えた大人気漫画ワンピース。
ワンピースは、東の海編やグランドライン突入編などなど、〇〇編と言ったように話が分かれているのが特徴ですが、中でもワンピースの最高傑作と言われているのが“アラバスタ編”ですね。
史上最も泣ける名シーンや記憶に残る名言なども多く、「アラバスタ編が一番好きだ!」
という読者の方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなワンピースアラバスタ編の名シーン&名言をピックアップしてみました。
Contents
1.ワンピース「アラバスタ編」の名シーン&名言集
ワンピースと言えば、ここぞというときに泣ける台詞やカッコイイ台詞、忘れられない台詞などが数多く登場します。
ワンピースのキャラの台詞に人生を動かされたという方や、影響を受けたという方も少なくないのではないでしょうか?
下記では、特に影響力のある台詞が多く取り入れられている、アラバスタ編の名シーン&名言をまとめてみました。
①ビビ「いつかまた会えたら もう一度 仲間と呼んでくれますか」
アラバスタ編と言うより、ワンピース史上最高の名シーンと言っても過言では無いのが、この一コマ。
やっとの思いでクロコダイルを倒したルフィ達は、ビビに仲間になって共に冒険に出ようと誘いますが、国王であるビビは国を守るため、愛するためにその誘いを断りました。
そして、麦わら海賊団とビビの別れのシーンがコレ。
「いつかまた会えたら!!!もう一度 仲間と呼んでくれますか!!!?」
これに対してルフィが返事を返そうとしますが、ビビに気付いている海軍を見たナミが全力で止めます。
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海賊である麦わらの一味とアラバスタ王国の王女に繋がりがあるということがバレてしまうと、ビビまで罪人になってしまうからです。
「このまま黙って別れましょう」と諦めかけていたとき、ルフィがある別れの形を提案します。
それがこのシーン。
「これから何が起こっても 左腕のこれが 仲間の印だ」
仲間だからこそ伝わるこのポーズをビビに贈ったのです。
思わず真似をしたくなるほど、かっこよくて記憶に残る名シーンになりましたね。
②ルフィ「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ 仲間だろうが」
アラバスタ王国を乗っ取ろうと企むクロコダイルが、国王軍と反乱軍の衝突を策略していました。
麦わら海賊団はそれを阻止しようとするのですが、ルフィとビビが奮闘することになります。
アラバスタ王国の国王として国民を守りたい、国民の死を防ぎたい、ということを第一に考え全てを一人で抱え込み、自らの命だけを賭けようとするビビに対して、仲間だからこその想いをルフィが言い放ちます。
ルフィ「お前なんかの命一個で賭け足りるもんか!!!」
ビビ「じゃあ一体 何を賭けたらいいのよ!!! 他に賭けられるものなんて 私 何も…!!!」
ルフィ「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ!!! 仲間だろうが!!!!」
ビビとルフィが殴りあうほど本気で向き合い、この台詞をキッカケにビビが更に強くなれたシーン。
今まで一人で必死に頑張ってきたビビにとって、仲間というものがどれだけ温かいものなのかを知った一言だったのではないでしょうか?
強がっていたビビも、このルフィの一言で救われたのでしょう。
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③ゾロ「礼を言う おれはまだまだ強くなれる」
アラバスタ王国を守るため、クロコダイル率いるバロックワークスと全面的に戦うことになった麦わらの一味。
その中で、ゾロはスパスパの実の能力を持つMr.1と戦うことになります。
スパスパの実とは、言わば全身刃物人間。
ゾロの斬撃が全くと言って良い程効かず、かなり苦戦をしていました。
このままだと負けてしまうのではないか…?
と絶体絶命の危機に追い込まれながらもゾロは諦めず、Mr.1に勝つ策を考えます。
相手の呼吸を読み取ることでその物体を切り裂くことのできる角度や速度、力を把握し、神速の居合術で行うゾロの一刀流居合“獅子歌歌”で見事Mr.1に勝利。
その時の台詞がコレ。
「礼を言う おれはまだまだ強くなれる」
この居合術を使うことで、ゾロ自身剣士としての成長を感じ取ったのですね。
このシーンはアラバスタ編だけではなく、ゾロを代表する名シーンと言っても過言ではありません。
④ナミ「幸せパンチ 1人10万よ」
クロコダイルを倒した麦わら海賊団は、アラバスタ王国の宮殿の大浴場で疲れを癒すことにします。
麦わら海賊団が大浴場で休憩するということは…?
誰かしらが女湯の覗き見を試みようとするはず。
サンジの「女湯はどこだ?」
の質問に対して、コブラ国王が「あの壁の向こうだ!」
と一言。
この日はサンジだけではなく、珍しく全員で覗き見です。
じ~っと覗く男子達にナミが
「幸せパンチ!! 1人10万よ」
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と大胆にタオルを脱ぐ!
クロコダイルという強敵に頑張って立ち向かった男たちへの、ナミなりのご褒美なのかもしれませんね。
⑤ウソップ「男にゃあ どうしても 戦いを避けちゃならねェ時がある」
それぞれのメンバーがバロックワークスの一味と戦いを繰り広げている中、ウソップはチョッパーと共にミス・メリークリスマスとMr.4と戦うことになります。
戦いの途中、海賊王になるというルフィの夢をメリークリスマスから馬鹿にされ、そのままトドメをさされてしまいます。
Mr.4が持つ4トンバッドを正面から喰らい、顔面の骨がバキバキに折れてしまうウソップ。
しかし、仲間の夢を笑われたことに対して腹を立てたウソップが、瀕死状態になりながら名言を言い放ちます。
「……男にゃあ!!! どうしても…戦いを避けちゃならねェ時がある………!!!仲間の夢を 笑われた時だ!!!!」
いつもはビビりなウソップも、この時ばかりは目を瞑っていられなかったのでしょう。
仲間想いのこの一言を見て、胸を打たれた方が多いのではないでしょうか?
⑥ナミ「大丈夫 あんたをちゃんとアラバスタ王国へ送り届ける」
イガラムが乗っている船がバロックワークスから攻撃をされた瞬間を目の当たりにしたビビ。
麦わらの一味に心配をかけまいと、涙を必死にこらえるビビに対してナミが言った言葉がコレです。
「大丈夫!!!あんたをちゃんと…アラバスタ王国へ 送り届ける!!!」
ナミからこの言葉を言われると、何だか安心感が違いますね。
女の友情ってカッコイイ。
⑦ウソップ「おれは人生を誇りこう言って死ぬのだ おれは勇敢なる海の戦士 ウソップだ」
アラバスタ編の旅の途中で、フラッとウソップが口にした言葉。
「…たとえいつの日か 何もかも失って 無人島で一人死の瞬間をむかえたとしても…おれはおれの人生を誇り こう言って死ぬのだ!! おれは“勇敢なる海の戦士”ウソップだ!!!」
ウソップの中二病発言はお決まりって感じですが、この時だけなぜかカッコよく見えてしまうのは気のせいでしょうか?
巷では、“ウソップが言ったことは現実化する”なんて噂もありますし、ウソップが死ぬときには本当にこの台詞を言って生涯を終えるのかもしれません。
だとすると、相当カッコイイ最期ですね。
⑧ビビ「ナミさんの病気を治してアラバスタへ それがこの船の最高速度でしょう」
一刻も早くアラバスタへ向かわなければいけないというときに、ナミが高熱で倒れてしまう事態に陥ります。
一味の皆が病院に行こうとナミを説得しますが、ナミ本人は「平気だって言っているでしょ」と強気。
「早くアラバスタに帰らなきゃ…」と焦るビビですが、ナミを心配して言った言葉がコレです。
「一刻も早くナミさんの病気を治して そしてアラバスタへ!!それがこの船の“最高速度”でしょう!!?」
この力強い言葉がナミの背中を押してくれました。
⑨ルフィ「なカバ ダンダよ」
アラバスタに向かう途中、冬島に医者がいると聞きつけたルフィは高熱で倒れたナミと重傷を負ったサンジを背負って、Dr.くれはの館まで登ります。
冬島は、名前の通り冬の島。
雪に覆われた島の中、仲間二人を背負って登ってきたルフィもかなり体力が削られ、凍死寸前です。
そんな状態になりつつも仲間を治して欲しいという一心でDr.くれはとチョッパーに伝えた言葉がコレ。
「…………なカバ(仲間)……………ダンダよ」
何を言っているか分かりませんが、ルフィの仲間想いな一面が改めて現れたワンシーンとなりました。
⑩Dr.ヒルルク「お前はいい医者になれるぜ おれが保証する」
難病を患ってしまったDr.ヒルルク。
そんな彼を心配してチョッパーが命懸けで猛毒キノコ“アミウダケ”を取りスープを作ります。
Dr.ヒルルクはそれを一気に飲み干し、「力がみなぎってくるぜ…!!!ありがとうよ!!!チョッパー!!!」と一言。
Dr.ヒルルクはチョッパーが取ってきたキノコを猛毒だと知りながら、チョッパーの一生懸命さを嬉しく思い死を覚悟でそのスープを飲み干したのです。
そんなチョッパーの姿を見て、最後に贈った言葉がコレ。
「お前はいい医者になれるぜ!!!おれが保証する!!!」
この台詞を言われて、嬉しそうに笑顔になるチョッパーの姿も素敵ですね。
この言葉があったからこそ、チョッパーは今もなお麦わら海賊団を支える立派な医者になれたのでしょう。
⑪Dr.ヒルルク「人はいつ死ぬと思う? 人に忘れられた時さ」
「ドラム王国に病人がいる」という噂を聞きつけ、ドラム王国に足を運んだDr.ヒルルク。
しかしこれはワポル王の罠であり、Dr.ヒルルクは銃撃されそうになってしまいます。
そんな危機的状況に陥りながらも、冷静に放った台詞がコレ。
「人はいつ死ぬと思う…?心臓を銃で撃ち抜かれた時… …違う 不治の病に犯された時… …違う 猛毒キノコのスープを飲んだ時…… 違う!!!…人に 忘れられた時さ…!!!」
⑫チョッパー「おれが万能薬になるんだ!何でも治せる医者になるんだ」
Dr.ヒルルクが死に、残されたチョッパーがDr.くれはに“医者を教えてください”と同時に放った台詞。
「お"れが万能薬"に"なる"んだ!!!何でも治ぜる医者になる"んだ!!!」
Dr.ヒルルクの意志を継ぎ、チョッパーが医者になる決意をした瞬間です。
⑬チョッパー「おれの名前はトニートニーチョッパー!世界で一番偉大な医者がくれた名前だ」
ワポル王の手下であるチェスマーリモとの戦いの途中で、チョッパーが胸を張って言った台詞がコレ。
「おれの名前はトニートニー・チョッパー!世界で一番偉大な医者がくれた名前だ!!!!」
Dr.ヒルルクに貰った名前を、堂々と誇らしげに叫ぶチョッパーがとてもカッコイイです。
アラバスタ編だけではなく、チョッパーを代表する名シーンと言っても過言ではありませんね。
⑭ルフィ「うるせェ!いこう!」
麦わら海賊団の船医としてルフィがチョッパーを仲間になろうと誘いますが、「海賊にはなりたいけど、おれなんか怪物だし…」という理由で断るチョッパー。
そんなチョッパーに対して、たった一言で説得してしまったルフィの台詞です。
「うるせェ!!!いこう!!!!」
なんともルフィらしい一言。
長々と説得するのではなくあえてこの一言だったからこそ、チョッパーの心に刺さったのかもしれません。
⑮Dr.くれは「さぁ行っといでバカ息子」
麦わら海賊団の一員になると決意したチョッパー。
チョッパーの旅立ちの日に、Dr.くれはが冬島へ満開の桜を咲かせてくれます。
これは、Dr.ヒルルクが30年間かけて完成させたものだったのです。
「さぁ 行っといで バカ息子…」
というDr.くれはの言葉と共に、Dr.ヒルルクの長年の夢が叶った瞬間でもありました。
満開の桜を背後に、「ウオオオオオオオオオオ!!!!」と泣き続けるチョッパー。
アラバスタ編だけではなく、ワンピース史上の中で最も泣ける涙の名シーンとなりました。
2.まとめ
20年以上連載が続いているワンピースですが、中でもアラバスタ編は多くの名シーン&名言が繰り広げられ、読者の記憶に残り続けています。
特に今回ピックアップした名シーン達はどれも元気が出るようなものばかりなので、落ち込んだときなどにもう一度目を通して見て下さい。
これから新たに生まれて行くであろう、ワンピースの名シーンや名言も楽しみですね!