主人公ルフィの義兄としてこれからも活躍の場を見せてくれるのだと思っていたエース。
惜しくもマリンフォード頂上戦争にて赤犬に殺されてしまいました。
世界最強の男と言われた白ひげ率いる海賊団の2番隊隊長だっただけあり、まさか海軍大将に敗北することになるとは思っても見なかった…という方も少なくないのではないでしょうか?
また、ルフィの義兄でありながらも、エースの戦闘シーンが物語上で公開されたのは数えるほどしかないため、エースの強さがイマイチわからない…という方も多いはず。
5億5千万ベリーという高い懸賞金が設定されていますし、一体エースがどのくらい強いのか気になりますよね。
亡くなってしまったため再登場の可能性はかなり低いですが、どちらにせよ物語の重要人物となるエースの強さは気になる点です。
覇気は使えたのか?
5億5千万ベリーという懸賞金は妥当の強さなのか?
メラメラの実はどのくらいの強さなのか?
今回は、そんな気になるエースの強さを考案していきます。
Contents
1.ワンピース「エース」の強さを物語の伏線から考案!
冒頭でも伝えた通り、ルフィの義兄でありながら物語上でエースの戦闘シーンが公開されたのは数えるくらいしかありません。
とはいえ、その過去の数回の戦いで十分エースの強さを読み取ることができるので考案していきます。
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①エースvs白ひげから読み取る!エースの強さ
エースと言えば、白ひげ海賊団の2番隊隊長というイメージが濃いですが、白ひげ海賊団に入隊する前はスペード海賊団を率いていました。
因みに、この時代からエースは七武海に勧誘されるほどの強さを持ち合わせています。
そして物語で印象的だったのが、エースの回想シーンで登場したエースvs白ひげの戦闘ですね。
この戦闘が後に白ひげ海賊団に入隊するエピソードとなるのですが、このときエースは白ひげに殆どダメージを与えることができませんでした。
同時に四皇である白ひげの強さが分かるシーンでもありましたね。
そんなエースと白ひげの戦闘シーンで最も印象的だったのが、以下のエースの台詞。
「仲間達は逃がして貰う…!!!そのかわり… おれが逃げねェ……!!!」
さすがルフィの兄!
と言えるくらい、仲間想いですよね。
白ひげとの圧倒的な実力差を見せつけられたにも関わらず、白ひげを目の前にしてこの台詞を放てるのは相当心が強い人間でなければ無理です。
そんなエースの熱い部分に惹かれたのか、白ひげが
「おれの息子になれ!!!」
とスカウトします。
何だかんだで白ひげの船に乗る事になったエースですが、その後も諦めず100回以上白ひげの首を狙おうとします。
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しかし、勝てることはおろか一度もダメージを与えることはできませんでした。
白ひげが寝ている時ですら手が出せないのですから…。
ここで分かるのが、エースは白ひげに一撃も与えることができない強さであるということです。
世界最強の男と言われるくらい強いのですから、当たり前といえば当たり前ですね。
ただ、白ひげとの闘いではエースの強さがイマイチ分からないので、他の人物との戦闘シーンも思い出しながら考案していきます。
②エースvsジンベエから読み取る!エースの強さ
白ひげとの闘いの前には、元七武海のジンベエと闘った描写があります。
結論から言うと、5日間決着が着かないと言う接戦でした。
決着が着かないと言う事は、当時のジンベエとエースはほとんど互角であったということです。
ちなみにジンベエが七武海に加入する前は懸賞金が2億5選万ベリーだったので、白ひげ海賊団に入団する前のエースにもそれ相応の強さがあったということになります。
懸賞金というと、バーソロミュー・くまの元懸賞金が2億9600万ベリーですから、エースはジンベエと互角であり、くまには少し劣る、くらいの強さであることに間違いないでしょう。
③エースvsスモーカーから読み取る!エースの強さ
一瞬ではありますが、アラバスタ編でエースがスモーカーと戦った描写がありましたね。
この時のシーンで注目してほしいのが、エースがスモーカーに対して言ったセリフです。
「お前は“煙”だろうが おれは“火”だ おれとお前の能力じゃ 勝負はつかねェよ」
おそらくエースはスモーカーと戦う前から絶対に勝てると確信していたのでしょう。
それもそのはず、能力の相性を見ても煙と火では火の方が強いですからね。
人体的な差は分かりませんが、能力の差で言うとスモーカーよりかはエースの方が強いのは確かです。
当時スモーカーは海軍大佐だったので、エースの強さは海軍大佐以上の実力であることに間違いはないでしょう。
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④エースvs青キジから読み取る!エースの強さ
さて、いよいよ頂上決戦にて闘った青キジとの強さ比較です。
ルフィと二人で逃げようとした際に青キジに捕まりましたが、エースは「今はまだ俺が守る、下がれルフィ」と言ってはなから余裕な表情を見せてくれましたね。
肝心の闘いはというと、エースの完全圧勝です。
青キジの氷をメラメラの実の能力で一瞬にして溶かし、青キジの部下までも驚かせていました。
この闘いから読み取ると、エースの強さは青キジと互角か少し上くらいであることに間違いはないでしょう。
悪魔の実の能力者は能力の相性によって強さが左右されます。
青キジはヒエヒエの実で“氷”、エースはメラメラの実で“火”。
普通に考えると火は氷を溶かすことができるので、相性による強さが戦闘を大きく動かしたという可能性も十分考えられますね。
⑤エースvs赤犬から読み取る!エースの強さ
次は、エースが亡くなってしまうことになる赤犬との闘いを思い出しながらの考案です。
結果から言うと、エースは海軍大将の青キジには勝つことができましたが、同じく海軍大将の赤犬には負けてしまうことになります。
赤犬から放たれた攻撃には全く歯が立たず、最後はルフィを守りながら思い切り心臓を貫かれてしまいます。
このシーンは見るたびに青ざめてしまいますよね。
何度も言いますが、悪魔の実の能力者は能力の相性によって強さが左右されます。
エースのメラメラの実は“火”、赤犬のマグマグの実は“マグマ”、言わずもがな、マグマグの実はメラメラの実の上位版として知られており、実力差も多少あったとはいえ、エースからとって赤犬との能力の差は最悪です。
また、二年後の新世界編では海軍大将だった赤犬が元帥になっています。
三大将として同等の立場にいた青キジと黄猿を押しぬいて一人で元帥になっているわけですから、赤犬は当時から飛びぬけた強さがあったに違いありません。
このことから考えると、エースは海軍元帥には及ばない強さということになります。
⑥エースvs黒ひげから読み取る!エースの強さ
頂上戦争が始まる前、白ひげ海賊団の“鉄の掟”として禁止されていた仲間殺しを犯した黒ひげをエースが追い、闘いを挑んだことがあります。
この闘いでエースが負けてしまったことをきっかけに、頂上戦争が始まってしまいましたね。
それもそのはず、黒ひげはワンピース市場のラスボスだと噂されているほど強い人物です。
その強さは今だ不明で、未知数とまで言われています。
そんな黒ひげに負けると言う事は、半ば当たり前と言えば当たり前ですが、負けてしまったとは言えそこまで大きな実力差があるわけでもなく、エースは黒ひげを相手に何度もダメージを与えていました。
このことを考えると、エースは黒ひげ相手でも十分に渡り合える強さだと予想しています。
2.ワンピース「エース」は覇気を使うことができた?
二年後の時代が描かれている現代のワンピースにおいて、強いキャラクターは覇気が使えて当然だというレベルで話が進められています。
現に、ルフィは3種類の覇気を使いこなすことができますし、そこまで強いとは言えないキャラクターの中にも覇気が使えるよな人物が存在しています。
果たしてエースは覇気を使うことができたのでしょうか?
下記では、エースは当時覇気が使えたのか?
という疑問を予想していきます。
①そもそも二年前までは覇気という設定があまりなかった
そもそも、二年前のワンピースには覇気という設定がほとんどありませんでした。
実際に覇気を使うキャラクターはいましたが、そんなに濃く触れられることはなく、特に覇気という設定が目立って登場してきたのはエースが亡くなった頂上戦争の時です。
そうなると、エースが覇気を使った描写がされていないのはごく普通なことではありますが、エースの強さから考案すると覇気が使えても何らおかしくはありません。
さて、エースは当時覇気を使うことができたのでしょうか?
②エースの懸賞金から考えると…
エースの懸賞金は5億5000万ベリー。
この懸賞金と同等の海賊を見てみると、大抵の人が覇気を使うことができています。
例えば、懸賞金5億ベリーのトラファルガーローは武装色の覇気を使うことができますし、同じく懸賞金5億ベリーのルフィに至っては武装色、見聞色、覇王色と、3種類の覇気を使うことができます。
また、エースの懸賞金よりはるかに低い人物でも、新世界編では覇気を使うことができます。
例えば麦わら海賊団のメンバーなら、懸賞金が1億7700万ベリーのサンジ、2億のウソップは見聞色の覇気を使うことができますし、ゾロに至っては3億2000万ベリーの懸賞金にも関わらず、武装色と見聞色の二種類の覇気を使うことができます。
もっと強くないキャラクターで例えると、海軍本部大将のたしぎですら覇気を使うことが可能です。
そう考えると、5億5000万ベリーもの懸賞金が掲げられているエースが覇気を使えてもおかしくありません。
反対に、覇気を使えない方が不自然かもしれませんね。
③白ひげ海賊団のメンバーと比例して考えると…
次に、エースと同じ白ひげ海賊団のメンバーと比例して考えてみます。
白ひげ海賊団のメンバーですが、1番隊隊長のマルコ、3番隊隊長のジョズ、5番隊隊長のビスタは覇気が使えることが明らかになっています。
これらを考えると、2番対隊長のエースが覇気を使えないのは逆におかしいです。
以上のことを考えると、エースが覇気を使えた可能性は十分に高いと予想しています。
なんせ、エースは海賊王ゴール・D・ロジャーの息子なのですから、覇王色の覇気が使えた可能性も低くありません。
4.まとめ
今回は、改めてエースの強さを考案していきました。
今回の考案を踏まえると、エースは天下七武海と互角、または海軍大将と互角くらいの強さであることが分かりました。
四皇レベルには及ばないですが、エースはワンピースのキャラクターの中では上位で強いと言っても過言ではありません。
もしエースが生きていたら二年後にはもっと強くてカッコイイ姿を披露してくれたかもしれませんね。