ワンピースの話の中で、コリーダコロシアムという格闘大会の話があり、その中に「ルーシー」という謎の人物が登場します。
物語の中心人物なのに正体は不明で、作中ではなぜかルーシーが二人存在しています。
ルーシーとは一体、何者なのでしょうか?
ここでは、ルーシーが二人存在する理由とその正体について紹介していきます。
Contents
1.1人目のルーシーは誰?コリーダコロシアムに参加した理由
ルーシーがコロシアムにわざわざ参加したのには理由があります。
本来は参加する必要がありませんでしたが、ドフラミンゴがとあることをしたため彼はコロシアムに参加することとなりました。
ここでは、1人目のルーシーがコリーダコロシアムに参加した理由、そしてその正体は誰なのか?について話していきましょう。
①「コリーダコロシアム」に参加した理由
ワンピースの話の中に出てくる島「ドレスローザ」は王下七武会の一人であるドンキホーテ・ドフラミンゴが支配しています。
ドフラミンゴは悪名高いキャラですが、町の人達はなぜか彼を王として崇めています。
ドレスローザではドフラミンゴを王として崇める以前から、コリーダコロシアムというイベントが行われていました。
コリーダコロシアムは腕自慢の剣士や他国の戦士・海賊達等が参加し、参加者同士で生き残りをかけて戦うイベントです。
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円形状の闘技上の中に集められた参加者は、その中で戦い、最後に立って生き残った一人が決勝に進むことができます。
決勝でも同じように円形状の闘技場の中で戦いが行われ、ここで最後に生き残った一人が優勝者となり商品を手に入れることができます。
ドフラミンゴが今回のコロシアムの優勝商品を「ある物」にしたため、例年よりも名だたる猛者が集まることになってしまったのです。
ドフラミンゴが決めた優勝商品は…
ドフラミンゴは自身が運営する工場をルフィ達に壊されてしまい、ルフィ達に対して恨みを抱いていました。
自分の国、ドレスローザにルフィ達が訪れたことを知ったドフラミンゴは彼らを罠にはめるため、コリーダコロシアムの優勝商品を「ある物」にしたのです。
その優勝商品は、ルフィの義理の兄であり2年前の頂上決戦で死んでしまったエースが食べたメラメラの実でした。
食べれはエースと同じく炎を操る能力を得ることができます。
②メラメラの実を取り返したい!1人目のルーシーの正体
ワンピースの物語に登場する悪魔の実は、同じ能力の実は同時期に世界に二つと存在しない設定になっています。
つまり誰かが特定の悪魔の実を食べて能力を実につければ、同じ能力を持った者が現れることはありません。
能力を持った者が死ぬと、世界のどこかでその能力を持った悪魔の実が復活するとされています。
ルフィの義理の兄であるエースは、物語では2年前の頂上決戦で死んでいる為、ルフィ達がドレスローザに来るまでの2年の間でドフラミンゴがメラメラの実を探し出したと考えられます。
ルフィはかなり単純な性格のため、コロシアムの優勝商品がエースの形見とも呼べる「メラメラの実」であると分かると、罠だと分かっても参加を口にしました。
この時、ドフラミンゴ達に捕まらないために変装して、名前を「ルーシー」という偽名にしてコロシアムに参加することになったのです。
ですから、1人目のルーシーの正体は主人公のルフィということになります。
兄のように慕っていたエースの形見「メラメラの実」がコロシアムの優勝商品になるとわかり、ルフィは居ても立っても居られなかったのです。
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2.2人目のルーシーは誰?死んだはずのあの男の目的は?
コリーダコロシアムでの戦いの話と、同時にドレスローザに潜入した麦わらの一味各々の話になっていきます。
怒涛の展開を見せて、とある理由で2人目のルーシーが現れることになります。
では、2人目のルーシーが登場した理由や、その正体と戦闘能力などをお話ししていきましょう。
①2人目のルーシーの正体
A~Dブロックまであるコロシアムの予選のCブロックに参加したルーシー(ルフィ)は、2年で身につけた覇王色を駆使し、チンジャオを倒してCブロックを勝ち抜きました。
順当に勝ち進んだルーシーですが、コロシアムの外では大変なことが起こっていたのです!
それは麦わらの一味と同盟を結び、仲間となっているトラファルガー・ローがドフラミンゴに捕まってしまったことです。
これを聞いたルーシーは、ローを助けるためコロシアムを抜け出そうとします。
ですが、コロシアムを抜けて試合開始時間に間に合わないと「棄権扱い」となり、メラメラの実が手に入らなくなってしまいます。
更に、コロシアムから外に抜け出すことができず困っていたルーシーの前にある男が現れました。
その男は10年前ルフィ・エースと共に兄弟の杯を交わした義理の兄弟であるサボでした。
②サボがルフィの代わりにコロシアムの決勝に出る!
サボは数年前、杯を交わしたルフィやエースよりも先に海賊になるため一人で海へと出ていました。
しかし、出航直後に天竜人の船の前を横切ってしまい、砲撃で海へと沈められてしまったのです。
エースやルフィはその様子を見ていたため、彼らはサボは死んでしまったんだと思い込んでいました。
しかし、サボは記憶を失った状態で革命軍に拾われて、数年後には革命軍のNo.2で参報長となっていたのです。
そして、2年前のエースが死んだ頂上決戦のニュースを見て記憶を取り戻し、コロシアムに参加していたルーシーの目の前に現れたというわけです。
「自分の仲間を助けたいがコロシアムにも参加したい」というルフィのために、サボは入れ替わることを提案しました。
こうしてサボが二人目のルーシーとして、コロシアムの決勝に参加することになったのです。
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サボは義理の弟であるルフィを助けることも目的でしたが、もう一人の義理の弟エースの形見であるメラメラの実の能力を手に入れることも目的でした。
二人目のルーシー「サボ」が優勝!メラメラの実を獲得する
ルフィはエースの形見であるメラメラの実の能力を義理の兄で信頼しているサボが持つことになり、かつ自分が仲間を助けに行けることになるので喜んでサボと入れ替わりました。
ルフィと入れ替わったサボはコロシアムの決勝で圧倒的な強さを見せて優勝しました。
ルフィの義理の兄であるエースは、ルフィが「一度も勝ったことが無い。」と言う位強いのですが、実は幼少期からサボの実力はエースと互角でした。
さらに革命軍となって成長したサボは「竜爪拳」という武術と覇気を扱うことができて、この時点で相当な強さでした。
優勝したサボはメラメラの実を食べてエースと同じ炎の能力を獲得し、初っ端から「火拳」などの強力な技を使っていました。
実力も海軍大将である藤虎と渡り合えるほどの強さで、この時点でサボはルフィよりも強かったのではないでしょうか?
まとめ
エースの形見であるメラメラの実を手に入れるため、そして、ドフラミンゴ達に正体がばれないようにするため、ルーシーを名乗りコロシアムに出たルフィ。
仲のいい兄弟の形見が大会の優勝商品として出されたら、やはり罠と分かっていても参加するのがルフィなのです。
そして、ルフィの代わりに二人目のルーシーとなってメラメラの実を手に入れたサボ。
ルフィがこのままルーシーとしてコロシアムに参加し続けたとしても、間違いなくルフィが優勝していたでしょう。
サボはかなり強いですが、ルフィの実力も負けず劣らずで、最終的にはドフラミンゴを吹っ飛ばすほどでした。
死んだと思われていたサボをこのような形で華々しく登場させた尾田先生の話しのもっていきかたはすごいです。
今後のワンピースはますます面白い展開になっていくことが期待できますね。
ちなみに、サボとルフィが入れ替わるのは何話か?と言うと73巻の第731話ですよ!