ワンピースという存在、そして大海賊時代を作った男と言えば海賊王のゴール・D・ロジャー。
ワンピースの中で“一番重要な存在”と言っても過言ではありません。
ロジャーは24年前にローグタウンで処刑されました。
しかし、巷では、
「ロジャーはまだ生きているのではないか?」
「実はロジャーは死んでいないのではないか?」
という噂が立てられています。
たった一人の海賊王だからこそ、能力者だったのか、どのくらいの強さがあったのか、なども気になるところですよね。
今回は、そんな海賊王ロジャーは能力者だったのか?
そして、再登場の可能性はあるのか?
という疑問に迫ります!
Contents
1.ワンピース「ロジャー」の人物像
ワンピースの世界で知らない人はいないと言っても過言ではない、ロジャー。
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“海賊王”と言われているくらいですから、嫌われているのではないか、怖い人なのではないかというイメージは抜けきりません。
ロジャーは一体どんな人物像なのでしょうか?
①ロジャーはどんな性格をしていた?
24年前から海賊王として名が知られているロジャー。
海賊王と聞くだけであまり良い印象はありませんが、仲間思いで楽天的な性格でした。
もちろん、世間からの評判は良くありませんでしたが、出会った人々からは好感を抱かれていたのも特徴。
ロジャーを捕まえようと追い掛け回していた海兵のガープ(ルフィの祖父)ですらも、彼を嫌うことができなかったほどです。
海賊である以上、“自由”に固執していたのもポイント。
少しルフィの性格と似ているような気がします。
②ロジャーの強さは?
ロジャーのハッキリとした戦闘シーンは公開されていませんが、金獅子のシキとの戦いのシーン「エッド・ウォーの海戦」を見てみると、銃と剣を使った一般的な海賊の戦い方であることが分かります。
インペルダウンの唯一の脱獄者金獅子のシキがロジャーのことを
「このオレが認めた男だぞ!」
と言うほどですから、その強さは一目瞭然です。
それはもう当たり前ですよね、彼は海賊王ですから。
そんな男が何故海軍に捕まったのか?
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それは、ロジャー自身が自首をしたからです。
ロジャーの強さがパッとしない、という方も多いかとは思いますが、金獅子のシキや世界最強の男と言われた白ひげ、海軍のセンゴクやガープ達と激戦を繰り広げた人物と考えただけでも、強さは一目瞭然です。
2.ワンピース「ロジャー」は悪魔の実の能力者だった?
海賊王と呼ばれるくらいの人間ですから、誰もが
「ロジャーは悪魔の実の能力者だったのではないか?」
と考えるはずです。
非能力者にして、海賊王に昇り詰めるまでの強さがあるとも考えにくいですしね。
しかし、ロジャーが能力者であったことは作中でもまだ公開されていません。
いずれは作中でロジャーの能力が明らかになる日が来る可能性が高いですが、今までの物語の伏線を見ながら、ロジャーは能力者だったのか?
という疑問に迫ります。
①レイリーの台詞から読み取る
まずは、第506話「ロジャーとレイリー」の話にて、レイリーが放った台詞からロジャーが能力者なのかを読み取ります。
この時、ルフィ達が初めてレイリーにロジャーの過去の話を聞くのですが、レイリーがロジャーの面影を思い出してこう言うのです。
「あいつはな…“万物”の声を聞けた………それだけの事…」
この台詞を見てみると、ロジャーは能力者では無かったということが分かります。
“万物の声”とは何か…。
それはまだ作中では明らかになっていませんが、おそらく見聞色の覇気に近いものであることに間違いは無いでしょう。
ワンピースの世界に限らず、“万物”とは「宇宙のありとあらゆるもの」を指します。
ありとあらゆるものですから、動物や植物、海、風、空、道具、武器…何でもです。
これらの声を聞けたところで強さには直結しませんが、ロジャーにはこの世に存在するあらゆるものの声が聞こえる力があったのかもしれません。
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長年共に冒険をしてきたレイリーが言っているのですから、能力者である可能性は低そうですね。
②元ロジャー海賊団の一員の台詞を読み取る
次は、元ロジャー海賊団の一味が言っていた台詞からロジャーが能力者なのかを読み取ります。
ワンピースの19話にて、バギーがロジャー海賊団の一員だった頃の回想シーンが描写されます。
バギーは紛れもなく悪魔の実の能力者ですが、当時ロジャー海賊団の一味たちは悪魔の実の存在を半信半疑に考えていたようです。
船内で悪魔の実の話が出ても、
- 「何だ ニセ物なんじゃねェのか?」
- 「だいたい悪魔の実なんて噂でしか知らねェからな」
と言っています。
船長のロジャーが悪魔の実の能力者であれば、このような言葉が出てくるはずがありません。
ただ、これ以降に悪魔の実を食べたという可能性も否定できませんが…。
3.ワンピース「ロジャー」はルフィと同じゴムゴムの実の能力者だった?そう言われている理由は?
悪魔の実は、同時期にひとつずつしか存在しないのが特徴です。
そして、ひとつの実からはひとりの能力者しか生まれません。
しかし能力者が死亡すると、その能力者が食べた悪魔の実が復活することが分かっています。
実際に、エースの死亡後メラメラの実が復活し、サボが食べている描写がありましたね。
そんな悪魔の実の設定があってからか、ロジャーは主人公ルフィと同じ“ゴムゴムの実”の能力を持っていたのではないか?
という噂が浮上しています。
何故、ロジャーがルフィと同じゴム人間だったと言われているのでしょうか?
その理由に迫ります。
①ルフィとの共通点が多すぎる
ワンピースの主人公モンキー・D・ルフィ、そしてワンピースを作ったと言われる海賊王のゴール・D・ロジャー。
実はこの二人、とても多くの共通点があるんです。
今のところ分かっている二人の共通点がコチラ。
- “D”という名前
- 出身地が東の海(イーストブルー)
- 麦わら帽子を被っている(被っていた)
- 死刑台で笑った
- “支配”より“自由”を求める
- 宴が好き
他にもたくさんありますが、目立つ共通点と言えばこのくらいでしょうか?
たくさんの共通点があるからこそ、ここに“同じ能力を持っている(持っていた)”と言う文言があっても確かにおかしくはありませんね。
②“シャンクスがゴムゴムの実を所持していた”という事実
まず、ルフィがゴム人間になった経緯ですが、シャンクス率いる赤髪海賊団が所持していたゴムゴムの実を食後のデザートだと勘違いして食べてしまったからです。
このゴムゴムの実は、“敵船から奪って保管しておいたもの”。
ここがポイントです。
赤髪海賊団は、当時グランドラインを渡り歩いてきたようなまさに大海賊。
そんな彼らが、ルフィの故郷東の海(イーストブルー)に一年間も停泊しており、更には、なぜシャンクスがゴムゴムの実をわざわざ保管していたのでしょう?
それは、慕っていたロジャーのゴムゴムの実を他の者に渡したくはないからではないでしょうか?
ルフィがゴムゴムの実を食べた時、かなり詳しくゴムゴムの実の能力について知っていましたし、一年もかけて探すほどゴムゴムの実に固執する理由はそのくらいしか思いつきません。
③ロジャーがゴムゴムの実の能力者だったという可能性は低い?
これまで、ロジャーがゴムゴムの実の能力者だった可能性について述べてきました。
しかし筆者は、ロジャーがゴムゴムの実の能力者だった可能性は極めて低いと予想しています。
レイリーも「万物の声を聞けた、それだけの事」と言っていましたし、当時のロジャー海賊団の一味も悪魔の実の存在を否定していたからです。
もし、ロジャーがゴムゴムの実の能力者だったとしたら、同じ能力を持つルフィを見て誰かしらが突っ込んでいるとは思いませんか?
ロジャー海賊団の船医だったクロッカスなんかも、ルフィがゴムゴムの実の能力を持っていることに対して何も反応していません。
言うなら、ルフィの祖父のガープも昔からロジャーを追い掛け回してきた立場なので、知っているはずですよね。
ルフィがロジャーと同じ能力なら、誰かしらが驚くなり突っ込むなり、何らかの反応は見せていたはずです。
作中ではそういった描写が一切ないのです。
ただ、作者の尾田栄一郎先生がこのような描写を出さないのは“敢えて”なのかもしれない可能性もあります。
話を盛り上げるために、意図的に描写をしないようにしているのかもしれません。
実際に、ドラゴンがルフィの実の父だったり、エースの父がロジャーだったり、思いもよらぬ展開をぶち込んでくることは多々あります。
だからこそ、ロジャーがルフィと同じゴムゴムの実の能力者だったというのは完全に否定はできません。
4.ワンピース「ロジャー」は生きていた?再登場の可能性はあるのか?
ロジャーは能力者だったのか?
という噂の他に大きく浮上しているのが、ロジャーは本当は生きているのではないか?
という噂。
なぜそのような噂が浮上するようになったのでしょうか?
下記にて、その根拠となる描写をピックアップします。
①モモの助の台詞からロジャーの生存説を暴く
820話にて、モモの助がロジャーについてこう言っていたコマがあります。
「せっしゃもロジャー達に会っておるが記おくはあいまいでござる」
この台詞には違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか?
だって、モモの助はまだ8歳の子供。
ロジャーは24年前に処刑されたはずなのに…。
この後、ウソップがとっさに
「ロジャーは20年以上前に死んでるよ!!誰と勘違いしてんだ!!」
と突っ込みを入れていますが、ネコマムシに
「おでん様の冒険は濃厚じゃき いずれまとめて話しちゃるぜよ!!」
と言われ、この会話は終了しています。
実は、モモの助は8歳ではない、というのも考えられますが、そうであればネコマムシがこのモモの助の台詞に対して突っ込みを入れているはずです。
しかし、ネコマムシもハッキリと“いずれ話す”という旨を述べています。
つまり、モモの助が生まれてから8年間の間に、どこかでロジャーに会ったことがあるというのは事実である可能性が高いですね。
②ロジャー再登場の可能性は?
もしロジャーが生きているのであれば、再登場の可能性は非常に高いでしょう。
ロジャーがレイリーに
「おれは死なねェぜ……?相棒…」
と言っていたコマもあるので、生きている可能性も否定できませんよね。
ただ、
「ロジャーが生きていたらワンピース終わりだろ」
という意見が非常に多いのが事実です。
だからこそ、処刑にされた時の姿がそっくりそのまま再登場するという可能性は低いと予想しています。
ロジャーが再登場するとなれば、本人がそのまま登場するのではなく、“ロジャーの意志”が登場するだとか、そういう形になる可能性が高いのではないでしょうか?
5.まとめ
今回は、海賊王ロジャーは能力者だったのか?
再登場の可能性はあるのか?
という疑問に迫りました。
まだ明らかになっていない疑問がたくさんあります。
今回解説してきた情報はあくまで予想に過ぎませんが、ロジャーはワンピースにとって最も重要な人物です。
これからの物語の何かしらのヒントにはなっているはずですので、今後ワンピースがどのような動きを見せるのか楽しみに注目していきましょう!