麦わら海賊団の一味が新世界に入ってから、これまでに見たことのないような強さを誇る海賊達が進出してきましたね。
その中で、最も恐ろしいと言っても過言ではないのがジャック。
百獣海賊団マンモス号の船長で、その名の通りマンモスのようなイカツイ見た目が印象的です。
ジャックと言えば、懸賞金10億ベリーを超える大物。
新世界に入りひょいっと顔を出したかと思えば、過去の懸賞金ランキングを一気に塗り替えるほどなのですからその強さは人知れたものでしょう。
何せ、“新世界でジャックを知らぬものはいない”と言われているくらいですしね。
とは言え、ワンピースの第821話ではいとも簡単にズニーシャに敗北しており、期待を裏切られた!
と感じている方も少なくないのではないでしょうか?
ジャックは、本当に懸賞金10億ベリー妥当の力を持っているのでしょうか?
今回は、ジャックの強さを改めて考案していきます。
Contents
1.ワンピース「ジャック」の人物像について
百獣海賊団マンモス号の船長であり、百獣海賊団の大看板ともいえるジャック。
ワンピース史上最強なのではないかと噂される四皇のカイドウを支える“災害”のひとりでもあります。
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これだけ聞くとかなり強いという雰囲気がムンムンと伝わってきますが、ジャックとはどんな人物像なのでしょうか?
まずは、ジャックのプロフィールや能力についてを解説していきます。
①ジャックのプロフィール
四皇のひとり、百獣のカイドウ率いる海賊団“百獣海賊団”のマンモス号船長。
“旱害のジャック”という異名でも知られていますがこう呼ばれている理由は、ジャックが歩いた後、干魃が起こったかのように道が朽ち果て滅びることからこう呼ばれています。
懸賞金は、10億ベリー。
四皇であるカイドウを支える“災害”のひとりであることから、強さや実力はそれ相応のものがあります。
何せ、ルフィが素直にジャックを賞賛くらいです。
性格はその見た目通り、自信家で獰猛。
目的の為ならば自分達と戦力差があろうとも、後先考えずに特攻するほどで、部下や周りの海賊たちからは“頭のネジが飛んでいる”と言われているほどです。
とにかく戦いや破壊が好きで、無益な戦闘にも参加したがり、更には他者の言うことは絶対に聞かず、自分の意思を曲げることなく己の思うままに行動をします。
これぞまさに“災害”。
②ジャックの能力は?
ジャックはワンピースの世界の中でもかなり珍しい悪魔の実動物系古代種の能力者。
(詳しくはゾウゾウの実古代種マンモス)
見た目と船の名前の通り、マンモスに変身することができます。
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地味ではありますが、獣型では鼻を振って攻撃をするのが主流。
マンモスに変身した際の見た目はかなりインパクトがありますが、人型の方が強いのが特徴で、5日間の不眠不休となったイヌアラシとネコマムシとの戦いでは能力を解除していました。
人型の特徴は、両肩についているマンモスの牙のような刀袋。
この刀袋から専用の刀を取り出して戦います。
尚、動物系の悪魔の実の胡椒味と言っても過言ではない“人獣型”は今だ物語上で登場していません。
どのような姿なのか、どのような戦闘スタイルなのか、一切明かされていないためこれから登場する可能性が高いと予想しています。
おそらく、ジャックは物語上ではまだ底力を見せていないのかもしれませんね。
人獣型が披露されたとき、これまでのジャックの強さとは比べ物にならないくらいの力を見せてくれるでしょう。
2.ワンピース「ジャック」の強さについて
ジャックの人物像を見ると“新世界でジャックを知らぬものはいない”と言われている理由が何となく分かる気がしますね。
ただ、冒頭でも話した通り、ジャックはワンピースの第821話ではいとも簡単にズニーシャに敗北しています。
しかもかなり“アッサリ”という感じで敗北していました。
単に“ズニーシャが強すぎる”と言えばそれで済む話ではありますが、懸賞金10億ベリーのジャックをあんなにも簡単に片づけてしまうとは、ズニーシャはいくらなんでも強すぎですよね。
もしかすると、ジャックなりの敗北の理由や手口があったのでは?
と考えることもできます。
後先考えずに無益な戦闘にも特攻するくらいですから、それも考え難いですが…。
ジャックの強さを考えるとキリがないですね。
では、物語の伏線から改めてジャックの強さを考案していきます。
①懸賞金10億ベリーは妥当?
まず、懸賞金の概念についてですが、懸賞金とは政府が感じる“危険度”を表す数値です。
実際に、ワンピースのコミック34巻にて青キジが懸賞金についてこう語っています。
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「懸賞金の額は何もそいつの強さだけを表すものじゃない 政府に及ぼす“危険度”を示す数値でもある」
つまり、懸賞金が高い=強いと結びつくわけでは無い、ということになります。
ジャックの懸賞金がこんなにも高い理由は、ただ単にジャックが強いからという理由だけではなく、ジャックの獰猛な性格を政府が危険だと認知しているからかもしれません。
また、まだ披露されていない人獣型がかなり強く危険であるという可能性もありますね。
懸賞金10億ベリーは妥当?
という結論を述べると、現段階のジャックの強さは懸賞金10億ベリーに見合う実力ではない、と言う事だけは言えそうです。
②ジャックが海に沈められても生き続けられる理由
いとも簡単にズニーシャに敗北してしまったジャック。
上記では、「もしかすると、ジャックなりの敗北の理由や手口があったのでは?」
という事を述べましたが、実際にそうなのかもしれないと思える描写が物語上でされています。
それは、ワンピースの第824話で、ジャックの生存が確認されたシーン。
ズニーシャの大きな鼻に飛ばされ海の底に沈んでいったジャックですが、実は生きていたのです。
しかし、ジャックは列記とした悪魔の実の能力者。
普通なら、カナヅチで溺れて死ぬのは確定と言っても過言ではありません。
それなのに、海の奥底で平気な顔をして生き抜いているジャック。
「(早く来い…早くおれを……引き上げろ……!!)」
と念じているくらいですから、その場から動けないようですが、生きているという事実だけでも驚きです。
なぜ、ジャックは悪魔の実の能力者なのにも関わらず、海の中で生き延びることができているのでしょうか?
その理由は、ジャックがズニーシャにやられたカットに映りこんでいました。
注目して欲しいのが、ジャックの口元。
よく見てください、歯がギザギザになっていますよね?
おそらく、ジャックは魚人族の血を引いているのでしょう。
魚人族なら悪魔の実の能力者だとしても、泳げはしませんが海の中で息をすることは可能です。
実際に「魚巨人(ウォータン)」という巨人と魚人のハーフや「半魚人」という人間と魚人のハーフなど、色々な魚人の形が物語上で存在しており、ジャックもこれらに位置付けられている可能性があります。
だとすると、海の中で生存することができるのに辻褄が合います。
真相はまだ明かされていませんが、悪魔の実の能力者+魚人の血を引く人物だということは、それだけでもワンピース界の常識を覆すほどの高い能力を持っていることは理解できますね。
③イヌアラシとネコマムシよりは強い?
以前、ジャックはモコモ公国の王“イヌアラシ”とミンク族の指導者“ネコマムシ”と5日間の不眠不休の戦いを繰り広げています。
5日間の間、決着が付かなかったため『ジャックとイヌアラシ・ネコマムシは互角の強さ』だと言われていますが、筆者はジャックの方が強いと考案します。
なぜなら、イヌアラシとネコマムシは昼夜交代制で休みながら戦っていたのに対し、ジャックは一切休まず5日間戦い続けていたからです。
更には、5日間の戦いの後にも休みを取らず、一日中ミンク族を拷問したり、海軍を襲ったりしているのも事実。
ワンピース史上最も体力と意志のある男と言っても過言ではありません。
3.ワンピース「ジャック」って何者?
新世界編にて初めて登場したジャックですが、実は過去に一度登場していた人物なのでは?
という噂や、元四皇のある人物の息子なのでは?
という噂が浮上しています。
謎多き人物ジャック。
一体、彼は何者なのでしょうか?
①ジャックの正体はモーガンだった!?
巷では、ジャックがモーガンなのではないか?
という噂が浮上しています。
忘れている方も多いかと思うので一応説明しておきますが、モーガンとはワンピースの一巻に登場した海軍支部の元大佐です。
ケツアゴでお馴染みのヘルメッポの実父ですね。
ジャックの正体がモーガンだと言われているのかには、いくつか理由があります。
一つ目の理由は、ジャックの顎部分についているプロテクターが、モーガンのものと似ているという点。
ジャックの顎部分についたプロテクターはモーガンのものよりかは少し頑丈そうですが、モーガンが進化したと考えれば違和感がありません。
そしては二つ目の理由は、モジャックの口調がモーガンの口調に似ているという点。
ジャックと言えば自信家で獰猛な性格が特徴的ですが、モーガンもジャックのように権力に固執したり自分の立場を誇示したりして、部下を罵倒していました。
結構似ている部分が多いんですね。
そして三つ目の理由は、ワンピースの扉絵シリーズでモーガンは海軍本部に明け渡される前に自ら脱退をして、その後行方不明になっているという描写がされている点です。
モーガンの息子であるヘルメッポは海軍本郡の少佐として活躍している一方で、新世界編に入ってもモーガンのその後は全く描かれていません。
上記の理由を踏まえると、ジャックとモーガンが同一人物である可能性が非常に高くなってきます。
しかし、いくら海軍大佐に属していたモーガンとは言え、ジャックとの実力には差がありすぎます。
新世界編まで2年間の月日が経ったとはいえ、モーガンがたった2年間でここまで強くなれるはずがありません。
上記でも記載した通り、ジャックは魚人族の血を引いている可能性が高いため、普通の人間であるモーガンと同一人物であるとは考えにくいです。
更に言ってしまえば、担当している声優も違う人ので可能性はかなり低いでしょう。
②ジャックは白ひげの息子だった!?
ジャックの正体がモーガンなのではないか?
という噂の他に浮上しているのが、ジャックは白ひげの実子なのではないか?
という噂です。
ジャックは白ひげの息子なのではないかという噂がされているのには、いくつか理由があります。
まず一つ目の理由は、ジャックが装着しているプロテクターの耳の部分から伸びるシルエットが白ひげの髭に似ている点。
二つ目は、白ひげが若い頃の髪型とジャックの髪型が似ているという点。
そして三つ目は、白ひげと喋り方や台詞が似ているという点です。
見た目もそうですが、この三つ目の理由が一番信憑性の高いものだと予想しています。
白ひげと言えば有名な台詞がいくつかありますが、「おれは白ひげだ!」という台詞。
ジャックはこれに似ている台詞を言っています。
「おれを誰だと思ってる!!!」
アニメ版を見てみても、白ひげの喋り方とジャックの喋り方が少し似ているなと感じる部分が多々あります。
もしかすると、根の性格も似ているのかもしれませんね。
ワンピースの物語では、このような台詞を吐く人物は意外と少ないので、ジャックが白ひげの息子であるという説は十分にあり得る話かもしれません。
また、ワンピースのひとつの傾向として、“偽物を見せた後に本物を出す”という展開はよくあるパターンです。
白ひげの息子と言えば、第802話で登場したエドワード・ウィーブル。
明らかに偽物だと言わんばかりの見た目をしていますし、一緒に登場した母親もインチキ臭い見た目をしています。
まだエドワード・ウィーブルの強さや正体は明らかになっていませんが、ワンピースのよくある“偽物を見せた後に本物を出す”という展開を考慮してみると、白ひげの息子として先に登場したエドワード・ウィーブルが偽物であり、後に登場したジャックが白ひげの本物の息子だというのも十分にあり得る話かもしれません。
4.まとめ
今回は、ジャックの強さを改めて考案していきました。
懸賞金10億ベリーは妥当なのか妥当ではないのか、現段階では信憑性が薄いですが今後真のジャックの強さが明らかになる可能性もあります。
また、正体がモーガンなのか、白ひげの息子なのかも、これら真相が明らかになる日が来るかもしれません。
これからのワンピースの物語も、見逃さずに要チェックしてくださいね!