マリンフォード頂上戦争にて惜しくも帰らぬ人となってしまった、ポートガス・D・エース。
ルフィの義兄ということで、これからまだまだ活躍の場を広げて行ってくれるキャラクターだったと信じていた読者にとってはとても辛い展開となってしまいましたね。
エースが死んだ第574話が連載されたのは、2010年。
約7年も経過したというのに、読者の間では、いつかエースが復活するのではないか?
という噂が浮上しています。
しかし、筆者はエース復活の噂は嘘だと考案しています。
今後、物語の中でエースは本当に生き返るのでしょうか?
今回は、そんなエースの復活説について詳しく考案していきます。
Contents
1.エースは生き返る?ワンピースの物語で過去に復活した人物
死んだと思っていたキャラクターが実は生きていた。
ワンピースではよくある展開です。
例えば、アラバスタ編で登場したペルや、ルフィの義兄でありエースの義弟であるサボ。
彼らは物語上で死んだとされていましたが、実は生きていたという結果が明らかになっています。
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また、麦わら海賊団の一員ブルックは一度死にましたがヨミヨミの実の能力によって、生き返っています。
更に言えば、スリラーバーク編で登場したゲッコーモリアのカゲカゲの実の能力があれば、死体を生き返らせることが可能です(この場合、生き返るというよりかは死体が動く(ゾンビ)だけですが…。)
このように、死んだ人物が復活する=生き返ることが多々あるのがワンピースの世界。
何らかの新しい設定や新たな悪魔の実の能力によって、エースが復活する可能性も低くないと言う事になります。
では、本当にエースは今後復活するのでしょうか?
2.ワンピース「エース」の復活説が嘘だと考案する理由
冒頭でもお伝えしましたが、筆者はエースが復活する可能性はかなり低いものだと考えています。
もちろん、筆者もエースの一ファンであり、復活するのであればそれはそれで嬉しい事です。
ただ、今までの物語の伏線を読み取ると、どうしてもエースが復活する確率は低いと考えられるのです。
下記では、エース復活の噂が嘘だと考案する理由について述べていきます。
①死んだシーンが明確になっている
エース復活の噂が嘘だと考案する一つめの理由が、エースの死んだシーンが明確になっているという点です。
皆さんご存知の通り、エースはマリンフォード頂上戦争で赤犬の手よって命を奪われました。
言わずもがな、この通りエースが命を落とした瞬間は、物語上でしっかり描写されています。
ここで注目したいのが、過去に生き返ったキャラクターの共通点について。
上記で述べた通り、ペルとサボは物語上で死んだとされていましたが、実は生きていたというオチになっています。
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ここでお互いの死んだシーンを思い返してみます。
まずペルですが、爆弾を抱えたまま空を飛び自爆をして死亡したという形で描写されており、サボは天竜人に船を沈められたことにより死亡したという形で描写されています。
一般的に見れば、「あぁ…死んだんだな…」という流れになっていますが、よく思い返してみると明確に死んだシーンが描かれたわけではありません。
これが、ペルとサボに共通する復活の伏線でした。
ペルに関しては爆弾が爆発したあとに吹き飛ばされただけで命を落とすことはなかった、ということになりますし、サボに関しては実際にルフィの父・ドラゴンに救出されたというワンシーンが描かれています。
しかしどうでしょうか?
エースの場合は、死んだ瞬間が明確に描写されているのです。
②ワンピースマガジンでエースの物語が描かれる
エース復活の噂が嘘だと考案する二つ目の理由が、ワンピースマガジンでエースの物語が描かれているという点です。
ワンピースマガジンとは、ワンピースの連載20周年を記念して2017年7月7日に発売されたムック本で、ここにエースが主人公の公式小説が公開されています。
このワンピースマガジンには作者である尾田栄一郎先生が描き下ろしたIFストーリーにもエースが登場したことで話題になっていますね。
ここが注目ポイントです。
仮に物語上でエースを復活させるとしたら、わざわざこのようなマガジンでエースを登場させる必要がないのではないでしょうか?
ワンピースマガジンの小説が伏線になっていたとして、本当に本編でエースが復活したら読者は「やっぱりそうだったんだ」という感じであまり盛り上がりませんよね。
もしエースが本編で復活するなら、このワンピースマガジンでは別のキャラクターを主人公にしていたのではないかと予想しています。
復活がないからこそ、復活を望む読者に向けて作者が考えた対応なのではなのではないでしょうか?
③悪魔の実はワンピースの世界に2つ以上存在しない
エース復活の噂が嘘だと考案する三つ目の理由が、悪魔の実はワンピースの世界に2つ以上存在しない、という物語上の設定があるからです。
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これが一番決定的な理由かもしれません。
悪魔の実は同時期にひとつずつしか存在しない。
ひとつの実からは一人の能力者しか生まれない。
これは、本編で何度も語られていますし、物語に登場する悪魔の実図鑑にも記載されています。
エースが死んでから、エースの能力だったメラメラの実は既に物語でサボが食べています。
つまり、これがエースが本当に死んだという証明になり、復活の噂は嘘になると言うことになるのです。
④死んだ回から時間がかなり経過している
エース復活の噂が嘘だと考案する四つ目の理由が、死んだ回から時間がかなり経過しているという点です。
エースが死んだのは第574話で、今現在ワンピースは第870話以上連載されており、300話分も時が進んでいると言うことになります。
現実でも5年くらい時間が経過していますし、物語上でもエースの死から2年の月日がたち、みんなが前に進んでいます。
もしエースが復活するのであれば、もう少し早い段階で復活していたのではないかと予想しています。
3.ワンピース「エース」とロジャーとの共通点から復活の可能性を考える
物語上でも明らかになっていますが、エースは海賊王ゴール・D・ロジャーの息子です。
そんなエースとロジャーにはある共通点があります。
その共通点から復活の可能性を考案します。
エースとロジャーには共通点がたくさんありますが、復活の可能性を考える上で一番重要な共通点が、よく言っていた言葉(台詞)です。
その台詞は、
「おれは死なねえ」
という言葉。
エースが死ぬ際、回想シーンで何度も流れていたので覚えている方が多いはずです。
この言葉、実はロジャーも右腕であるレイリーに言っていたのはご存知ですか?
「おれは死なねェぜ……?相棒…」
親子で同じことを語っている。
これは、単なる偶然ではないはずです。
因みに、ロジャーはこの言葉を処刑される前に語っています。
つまり、この言葉の意味は、『死なねェ=生きている』や『死なねェ=生き返る』という意味ではありません。
現にロジャーは処刑されてから20年以上もの間、生き返ることはありませんでしたし、死んだままです。
しかし、どうでしょうか?
ロジャーは死んだのにも関わらず、20年以上もの間、海賊王として名を広げています。
ここで注目して欲しいのが、ワンピースの物語上によくある台詞“意志を継ぐ”です。
ロジャーが「死なねェ」と語ってた意味は、死んでも誰かがロジャーの意志を継げば、死ぬことはないという意味だと予想しています。
エースもロジャーと同じような意味で「死なねェ」と語っていたのではないでしょうか?
実際にエースが死んだあと、エースの能力だったメラメラの実をサボが食べ、「エースの意志を継ぐ」と語っています。
結果的にエースは死んでしまいましたが、サボやルフィ達がエースの意志を継ぐことで、エースはこの世界を生き続けているということになるのです。
4.ワンピース「エース」がもし復活するならどのタイミング?
上記では、散々エースの復活説は嘘だということを伝えてきたので、今更復活のタイミングを聞かされたって…という感じですが、エースが復活するというのはあくまで回想シーンに登場するという意味です。
何度も言いますが、エースの意志はサボがしっかりと継いでいます。
白ひげの回想シーンやレイリーの回想シーンにロジャーが何度も登場しているのと同じように、ルフィやサボをはじめとした様々な人物の回想シーンに今後エースが登場するはずです。
5.まとめ
今回は、物語の中でエースは本当に生き返るのか?
エースの復活説は本当なのか?
などの情報を考案していきました。
上記の理由を踏まえ、筆者はエース復活の可能性はかなり低いものだと考案します。
ただ一つ言えるのが、サボやルフィ、白ひげ海賊団の一員などエースの意志を継ぐものが存在しつづける限り、エースはこの世界で生き続けるということ。
以前のように活躍するエースの姿はもう見ることはもうできない可能性の方が高いですが、エースの意志を継ぐものたちをこれからも応援していきましょう。