ワンピースの人気キャラクター投票では常に上位にランクインするエース。
大人気なのにも関わらず、マリンフォード頂上戦争にて帰らぬ人となってしまいました。
主人公ルフィにとって大切な義兄という設定だけあって、まさかの展開に驚いた方やショックを受けた方も多いのではないでしょうか?
あまりにもショッキングな展開に、読者から編集者宛てに抗議や苦情の電話が届くなど、読者の間ではちょっとしたエースロスが巻き起こりましたね。
そんな愛されキャラのエースですが、巷では“実は生きてるのではないか”と騒がれているのは有名な話です。
作者である尾田栄一郎先生は「ワンピースの世界では、一度死んだ人間は絶対に復活しない」と公言しているのも、読者なら承知の上であるはずですが、今回は、浮上するエース復活説の真相に迫ります。
Contents
1.ワンピース「エース」が生きてると噂される理由って?
冒頭でも伝えた通り、作者の尾田栄一郎先生は「ワンピースの世界では、一度死んだ人間は絶対に復活しない」と公言しています。
それなのに、なぜエースは“実は生きてる”という噂が浮上しているのでしょうか?
このような噂が浮上するのには、必ず根拠や理由があります。
まずは、なぜ一度死んだエースに対して復活説が浮上しているのか、その理由に迫ります。
①白ひげの死とエースの死の描写の違い
ワンピース市場、一番大きな闘いになったと言っても過言ではないマリンフォード頂上戦争。
言わずもがな、この戦争によって白ひげとエースが帰らぬ人となります。
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注目してほしいのが、死んだエースと白ひげの描写の違いです。
まず、白ひげが死んだときですが、死因など事細かく公開され“白ひげが死んだ”事実が大々的に取り上げられています。
一方、エースが死んだときは、白ひげのように死因が取り上げられることはなく、ルフィの目の前で倒れているワンシーンのみになっています。
同じ場面で死んだというのに、なぜここまで描写に違いがあるのでしょうか?
わざわざ作者がここまでわかりやすい描写にするということは、何か奥があるのではないでしょうか?
これが、“エースが生きてる”と噂される一つ目の理由になります。
②エースが幼少期からよく放っていた台詞の意味
エースと言えば、幼少期からよく言葉にしていた台詞があります。
それは、
- 「おれは死なねェ!!!」
- 「おれは絶対に死なねェ!!」
という台詞。
実際に、ルフィやエースの回想シーンにて、何度もこの台詞が繰り返し描写されています。
この台詞はエースの父であるゴール・D・ロジャーもよく言っていた言葉ですが、ここまで回想シーンで繰り返し描写されるというのは、何か意味があるからなのではないでしょうか?
これが、“エースが生きてる”と噂される二つ目の理由になります。
③作者の描き下ろし漫画の伏線
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2017年7月7日に発売された、ワンピース連載20周年を記念したマガジン。
このマガジンに、ワンピースIFストーリーとして“エースが生きてる”という作者の描き下ろし漫画が掲載されました。
IFストーリーとは、“もしも”の物語が描かれる漫画のことで、ワンピースだけではなく色々な漫画でも扱われているものになります。
そんなワンピースのIFストーリーには、頂上戦争でエースが死ぬ際にサボが助けにくるという内容になっていました。
あそこまで、「ワンピースの世界では、一度死んだ人間は絶対に復活しない」と公言していた作者の尾田栄一郎先生が、なぜこのようなIF漫画を描いたのでしょうか?
この物語は、何かの伏線になっているのではないでしょうか?
もしかすると、“エースは生きてる”という展開が今後ある可能性が高いのかもしれません。
以上が、“エースが生きてる”と噂される三つ目の理由になります。
④エース&白ひげの葬儀シーンの伏線
次に注目して欲しいのが、アニメの505話で公開されたシャンクスが行ったエースと白ひげの葬儀シーンです。
このとき、エースと白ひげの墓の前に立つシャンクスとマルコの姿が映っていますが、よくよく考えると実際に遺体を埋葬するシーンは描写されていません。
また、遺体を引き取ったのは海軍ではなくシャンクスであるという部分にも、何か意味があるのではないかと予想しています。
以上が、“エースが生きてる”と噂される四つ目の理由になります。
⑤「ポートガス・D・エース死す」の最後に描かれた言葉の意味
エースが本格的に死んだのは、第574話 の“ポートガス・D・エース死す”という回。
注目して欲しいのが、この回のタイトルと最後の回想シーンです。
この回のラストにはエースの母親“ポートガス・D・ルージュ”が登場し、ある言葉を放ちます。
「女の子なら「アン」、男の子なら「エース」…… 彼がそう決めてた…―この子の名は…「ゴール・D・エース」 ―彼と私の子…」
作者がわざわざエースの名を“ポートガス・D・エース”ではなく“ゴール・D・エース”だと描写するコマをなぜ入れたのでしょうか?
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そしてタイトルを「エース死す」でもなく、「ゴール・D・エース死す」でもなく、「ポートガス・D・エース死す」にしたのには、何か理由があるからだと予想しています。
それが、“エースが生きてる”と噂される五つ目の理由になります。
2.ワンピース「エース」が生きてるという真相は?
上記では、“エースが生きてる”と噂される理由に迫りましたが、次は肝心の“エースが生きてるという真相”について物語の伏線から考案していきます。
①悪魔の実の在り方について考えてみる
まずは、“エースは生きてる”という噂や復活説について、悪魔の実の在り方を踏まえながら考案してみます。
悪魔の実には、色々な説があります。
例えば、悪魔の実は同時期にひとつずつしか存在せず、ひとつの実からはひとりの能力者しか生まれません。
また、悪魔の実の能力者が死ぬと、その能力者が過去に食べた悪魔の実は復活することが分かっています。
これはワンピースの読者なら誰もが知っている情報でしょう。
このような悪魔の実の掟を踏まえると、エースのメラメラの実は既に作中でサボが食べて能力を得ているため、単純に考えるとエースが生きてるという説や復活説は単なる噂に過ぎないということになります。
ただ、悪魔の実は人工的に作り出すことができることが作中で描写されています。
実際に世界政府の天才学者“Dr.ベガパンク”が悪魔の実の血統因子を発見し、不完全ながら悪魔の実を人工的に作り出すことに成功しています。
つまり、“エースが生きている”という説が現実的であるなら、エースが食べたメラメラの実が本物であり、サボが食べたメラメラの実は人工的に作り出された偽物であるということもなくもない話です。
ただし、人工的に作った偽物であろうと同じ悪魔の実が世の中に二つ存在することになるのは、ワンピースの世界を揺るがすほどの大事件になるはず。
現時点では、物語上にそのような事件や噂は浮上していないので、この説が真実である確率は大分低そうです。
②クザン(青キジ)に生かされている?
物語の伏線を読み取ると、“エースは生きてる”かもしれないという描写がいくつかされている場面があります。
まず一つ目は、マリンフォード頂上戦争に参加していた海軍大将青キジが、頂上戦争における海軍の行動に疑問を感じ、後にアイスタイムによってエースを凍らせ冷凍保存をして生命を維持しているという可能性。
それもそのはず、青キジは二年後の新世界編では海軍を辞めて肩書を亡くしており、巷では麦わら海賊団の10人目の仲間になるのでは?
という噂が騒がれているほどです。
青キジは元海軍ですが、物語上では麦わらの一味に手を貸すシーンなども実際に描写されていますし、十分あり得る説だと予想しています。
③トラファルガー・ローによって蘇生された?
“エースは生きてる”可能性について次に有益なのが、トラファルガー・ローがオペオペの実の能力によってエースを蘇生するのではないかという説です。
ローは“死の外科医”という異名を持つ船医で、頂上戦争で傷付いたルフィを治療した人物。
外科手術で行われる行為(体の切断や接合、移動、電撃など)を自由自在にできる能力を持つローですが、今後死んだ人物を蘇生できるような能力を手に入れ、結果的にエースを蘇生するのではないかと予想しています。
3.ワンピース「エース」が生きてる確率は低いと考案
これまでに“エースが生きてる”確率や復活説について考案していきましたが、結論を述べると、エースが生きてる可能性は少なからずあるとはいえ、確率は低いと考案します。
まず、エースが死に際に言った言葉を思い返して見て下さい。
「オヤジ…!!みんな…!!そしてルフィ…愛してくれて…ありがとう!!!」
ここまで感動的な台詞を放ち読者に涙させておいて、実は生きてるという展開になったら違和感が残るのではないでしょうか?
あの時の涙を返せ!
と言いたくなるのではないでしょうか?
それに、主人公であるルフィは頂上戦争でエースが死んだからこそ、強くならなくてはいけないと考え、二年間の修行に出ました。
もしエースが生きてるのなら嬉しいに越したことはないですが、そんなルフィの野望も裏切ることになりますよね。
作者である尾田栄一郎先生は物語の重要人物であるエースをなぜ殺したのか?
それは今後の物語を大きく動かすための重要な意味であったのではないでしょうか?
ただひとつ言えるのが、死んでもエースの意思は生き続けているということ。
サボがメラメラの実を食べた際、エースの意思を引き継ぐということをルフィに伝えていました。
つまり、現在でもエースの意思は生き続けているのです。
4.まとめ
今回は、浮上するエース復活説の真相に迫りました。
作者である尾田栄一郎先生は、物語の中に色々なヒントを隠しています。
そのため、エースが生きてるのか、復活するのか、本当に死んでいるのか、その真相はまだ分からぬままです。
エースが死んだのは第573話、ワンピースは現在第800話以上連載しているため、今後復活する可能性は低いですが、物語はまだ終わっていないのでエースが生きてるという可能性も否定はできません。
ですので、今後のワンピースの展開を期待しましょう!