麦わら海賊団の一員であり、狙撃手として活躍するウソップ。
ルフィの3人目の仲間として初期からワンピースを支えてきた人物です。
そんなウソップですが、なぜか弱キャラだの雑魚キャラだのレッテルを貼られてしまいがちなところがあります。
中には「ウソップは麦わら海賊団の戦力になっていないんじゃ?」
「寧ろ、ウソップの弱いけどお調子者キャラって立ち位置が好き」
なんて思っている方もいるのではないでしょうか?
そんな方たちに、声を大にして訴えたい!
ウソップは本当は強いんです!
そして、ウソップは嘘つきじゃないんです!
今回は、ウソップの強さを考案していきます。
Contents
1.ワンピース「ウソップは」嘘つきじゃなかった!実際にウソップの嘘が現実化している
ウソップと言えば、“嘘つき”という印象が大きいですよね。
なんせ名前がウソップというくらいなのですから、ウソップ=嘘つきという方程式ができているのもおかしくありません。
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しかし最近では、ウソップがついた嘘が現実化していっているという話が浮上してきています。
嘘が現実化するということは、ウソップが未来を予知しているとも捉えることができますし、一言で言って凄い!
ということで、実際にウソップがついた嘘で現実化している出来事を解説していきます。
①そもそもウソップは何故嘘をつくようになった?
ウソップは名前がウソップだから、生まれつき嘘つきだ、なんてことはありません。
ウソップだって一人の人間です。
嘘つきになった深い理由があります。
その理由は、病気だった母を元気づけるため。
ウソップの父は海賊のため、海に出たきりで家を空けていることが多く、ウソップは母と二人暮らしのようなものでした。
そんなウソップの母はもともと体が弱く病気がち。
殆ど寝たきりの母に嘘をついて母親を元気づけていたのです。
- 「海賊が来たぞーっ!!!父ちゃんの海賊船が来た!!!」
- 「く…薬の話を知ってる!? 伝説の薬があるんだ!! どんな病気でも なおしちゃう伝説の薬なんだ!!あっちの海の向こうに…!!!」
海賊が来た=父親が帰ってきたということになるので、幼いウソップなりの母親を元気づける策だったのですね。
しかし、惜しくもウソップの母は他界してしまいます。
母が他界したあともウソップは寂しさからか、嘘を叫び続けます。
ウソップの父親の海賊が自分の村に来てくれるんじゃないか、いつか自分を迎えに来てくれるんじゃないか、そういう願いからウソップは嘘をつき続けていたのです。
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②「海賊が攻めてきたぞ」→本当に海賊が攻めてきた
ウソップのついた嘘が初めて現実化したのがこれ。
ウソップの定番の嘘「海賊が来たぞー!」が現実化してしまいます。
いつもの嘘だと村人達は信じてくれませんでしたが、キャプテンクロ達がウソップの故郷シロップ村を襲ってきたのです。
ウソップは体を傷を傷付けながらも、村人を守ります。
この時のウソップの名言は今でも忘れられませんね。
「敵わなくたって…守るんだ……!!!あいつらはおれが守る!!!おれはウソップ海賊団の船長で おれは勇敢なる海の戦士だ!!村の者には指一本触れさせねェー!!!」
結果的にはウソップが村を守り、“海賊が来た”という現実は村人達に嘘として片付けられてしまいます。
③「巨大金魚のフンの島に上陸」→本当に巨大金魚のフンの島があった
シロップ村に住んでいるカヤに、ウソップがホラ話を聞かせて元気づけていたことは物語上でも有名な話です。
そんなホラ話の中のひとつである「巨大金魚のフンの島に上陸した」という話。
実は、この話、グランドライン編にてエルバフのドリーとブロギーが実際に巨大金魚のフンの島に上陸したことがあると発言しています。
- 「……確か…“何もない島”という名の巨大なフン…」
- 「昔 大陸と間違えて上陸しちまったことを憶えている…!!」
巨人族である二人が大陸と間違えて上陸してしまうくらいのフンの大きさ…きっと、かなり大きいのでしょうね。
実はこのホラ話、ここまでが現実化したわけではありません。
その後にカヤが巨人金魚をどうしたのかと聞くと、ウソップは「小人の国へ運んだが いまだに喰い切れてないらしい」と嘘をつきます。
この嘘が、ドレスローザ編で現実化していたんです。
小人族が巨大金魚を食べているのをウソップ本人が目撃しています。
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もしかすると、カヤにこの話をするときがまた来るかもしれませんね。
④「巨大なモグラを見た」→本当に伝説のモグラと戦った
次は、カヤを村から連れ出そうとしたときについた嘘。
「おれは この屋敷に伝説のモグラが入って行くのを見たんだ!! で そいつを探しに…」
これもカヤを助けるためのひとつの嘘だったのですが、この「巨大なモグラを見た」という嘘が現実化しています。
それはグランドライン編でウソップが戦った、ミス・メリークリスマス。
ミス・メリークリスマスは動物系のモグモグの実の能力でモグラに変身することができます。
因みにウソップはミス・メリークリスマスとの戦いに勝利するので、いつかこのこともカヤに報告する日がくるかもしれませんね。
⑤「3千万ベリーの懸賞金はおれの後頭部にかかってる」→本当に懸賞金が3千万ベリーになった
次は、ルフィに3千万ベリーの懸賞金がかかったときについた嘘。
「ちまたじゃ 手配書の3千万ベリーは おれの後頭部にかかってんじゃねェかって噂でもちきりだ」
その後、本当にウソップに3千万ベリーの懸賞金がかけられることになります。
この時点で魚人族のアーロンを超えていますから、やはりウソップにも並外れた強さがあり、それを政府にも認められているんですね。
2.ワンピース「ウソップ」は本当に強いの?
今までについたウソップの嘘が、ほとんど現実化している。
この時点で、なんとなくウソップが強い、というか、どことないカリスマ性があるのではないかということは分かります。
では、実際にウソップの強さが分かる伏線を物語上から考案していきます。
①親から譲り受けた狙撃の腕は確かなもの
ウソップの父は、シャンクス率いる赤髪海賊団の一員ヤソップです。
ヤソップと言えば、麦わら海賊団の一員ウソップと同じ立ち位置の射撃手。
世界一の狙撃手はヤソップだと言われるほど射撃の腕を持ち、ルフィには「アリの眉間にだって銃弾をぶち込めるぜ」と語っています。
そんな射撃の腕を見事に引き継いでいるのがウソップです。
四皇のひとりとして名を広げるシャンクス率いる海賊団の射撃手の息子。
この事実があるだけで、懸賞金をかけられるレベルなのではないでしょうか?
②ルフィを困惑させるほどの強さがある
ウソップの物語の中で最も一生に残っているものは?
と読者に質問をしたら、おそらく半分くらいの人が“ルフィとの喧嘩”と答えるのではないでしょうか?
そのくらい、読者にとって衝撃的な回になりましたからね。
そう、言わずもがな、ウソップは一度ルフィとガチ喧嘩(戦闘)をして、麦わら海賊団を脱退しているという経緯があります。
ここまで大きな喧嘩になってしまった理由は、麦わら海賊団が乗っていた船ゴーイング・メリー号と別れることになったことが原因となっています。
今までの冒険によりボロボロになってしまったゴーイング・メリー号との別れを決断したルフィに対して、ウソップが対立した意見を述べて喧嘩へと発展してしまうのです。
特に、ゴーイング・メリー号はウソップの故郷シロップ村で入手した船なので、ウソップの思い入れと辛さは倍以上だったのかもしれませんね。
最終的には負けてしまうのですが、ルフィに一ミリたりとも手が出せなったわけではなく十分困惑させていたことがわかります。
腐った卵をルフィの体に当てたり、タバスコをルフィの口にパチンコで入れたり、ルフィの近くにガスを充満させそこに向かって着火して爆発させるなど、それなりにルフィにダメージを与えていました。
しかもこのときのウソップは、前回の戦闘による体の負傷が酷くチョッパーに「止められねェのか?ウソップ酷い怪我なんだよ!」と言われています。
そんな状態だったのにもかかわらずこれだけ戦えたのですから、おそらくこのとき、ルフィもウソップの強さにびっくりしたことでしょう。
「おれはお前に効かねェ攻撃はしないぞ」
と自信満々に言い、本領発揮していました。
ウソップらしい地味でバカバカしい戦闘方法ではありましたが、かなり頭も冴えていることが分かります。
この戦闘は、射撃手のウソップとしての強さがいかに凄いのかを魅せつけてくれた、歴史に残るワンシーンとなりました。
③ドレスローザ編での活躍が強さの証拠
ウソップが今までで一番活躍した!
と自信を持って言えるのは、ドレスローザ編ではないでしょうか?
ドレスローザ編と言えば、ドンキホーテファミリーとの決戦の様子が濃く印象づいていますが、ウソップのこのときの活躍と言ったら凄いです。
何と言っても、ウソップが考案したSOP作戦は見事成功という形に終わり、ドンキホーテファミリーを困惑させることができました。
成功と言っても、完全成功という訳ではなく“奇跡的に”という感じでしたが、実にウソップらしい戦闘になりましたね。
SOP作戦が終わった後も、何百メートル先にいたシュガーを計算された狙撃で捉えます。
単なる射撃ではなく、風や角度、位置などを読み取ることで、より強い射撃の腕を披露してくれましたね。
この一件により、ドフラミンゴから5億ベリーの懸賞金がかけられることになります。
あのドフラミンゴから高額な懸賞金をかけられるということは、それなりの強さが認められたということですね。
④懸賞金の跳ね上がり方が異常
ここで、ウソップの懸賞金について注目してみます。
ウソップと言えば、ドレスローザ編前までは3000万ベリーの懸賞金で、麦わら海賊団の中でもビリから3番目でした。
しかしドレスローザ編のドンキホーテファミリーとの対決の一件があってから、なんと2億ベリーまで懸賞金があげられることになります。
1億7000万ベリーのサンジより高いというのには驚きですね。
ウソップと同じくらいの懸賞金のキャラクターを集めてみると、こんな感じです。
- コリブー(1億9000万ベリー)
- ベラミー(1億9500万ベリー)
- キラー(2億ベリー)
- バルトロメオ(2億ベリー)
- カリブー(2億1000万ベリー)
- X・ドレーク(2億2200万ベリー)
この中にウソップが混ざるレベルなのですから、強さは一目瞭然ですね。
額にすると、七武海クラスの危険度として世界政府に狙われているということになります。
正直、ウソップがここまで高額な懸賞金になったのは偶然ではありますが、偶然や奇跡を起こしてここまで勝ち続けてこれたのもウソップの強さあってからこそであるような気がします。
3.まとめ
今回は、麦わら海賊団の射撃手、ウソップの強さを考案しました。
今回の考案で、ウソップがどれだけ強いのかお分かりいただけたのではないでしょうか?
ウソップは、「やればできる子」という言葉がピッタリですね。
ビビりな一面もありますが、本気を出せばドンキホーテファミリーを退けるくらいの強さは持っているということになります。
ウソップは麦わら海賊団の十分な戦力ですし、これからも活躍していってほしいですね!